fc2ブログ

 写真だより 佐渡発&広島発

 野草や風景を写真で綴るブログです

秋田駒ヶ岳 5  

撮影日・・・7月21日

大焼砂を下る右斜面の見事なコマクサの群落に感嘆の声をあげながら
分岐を右にとって馬場の小道を下り駒池へと向かいました
木道になった火口原の鞍部で朝食を兼ねて休憩をとりました

辺りはチングルマをはじめ豊かな植生で
撮影に、朝食の時間も惜しいほどでした


ハクサンシャジン(白山沙参)-キキョウ科-

火山性の砂礫地にもハクサンシャジンが咲いていました
少しずつ砂礫地が保湿性を持ち、他の植物が進出してきている現れでしょうか
ハクサンシャジン2



この日はガスが立ち込めていましたが
かえってみずみずしく、爽やかな印象を受けました
ハクサンシャジン3




雌蕊の先に水滴を付けた花が風に揺れ、涼やかな鈴の音が聞こえてくるようです
ハクサンシャジン4
スポンサーサイト



秋田駒ヶ岳 4  

撮影日・・・7月21日


焼森から横岳を経て大焼砂
に続く火山性砂礫地にほとんど植物は見られません

だから余計コマクサの存在感が際立ちます

コマクサ(駒草)-ケシ科-

高山植物の女王と呼ばれることに頷ける風格がある
他の植物が生えないような厳しい環境に咲く逞しさがある
反面、砂礫地が年数の経過で保湿性を持つようになると
他の植物が進出してきて、たちまちコマクサは生存競争に負ける弱さもある

逞しさと弱さという一見反対の性質のようですが
コマクサが生き延びていくために備えた術なのです

コマクサ1




一株一株点々と咲いていました
コマクサ3




非常に長い根と、切れ込みの多い葉で霧の水滴をキャッチしているので
こんな環境でも生きていけるようです
コマクサ2




大焼砂の辺りの大群落は見事です
写真中央やや右にイワブクロ、
右下にはタカネスミレの葉が見えます
一か月前はタカネスミレの黄色いじゅうたんが見事だったことでしょう
コマクサ4


タカネスミレ (2006年6月26日撮影)
タカネスミレ





このようなコマクサの大群生は日本中でもあまりありません
コマクサ5


柵を越えてこの群生に踏み込む人がいると聞きました 哀しいなあ

秋田駒ヶ岳 3  

撮影日・・・7月21日


焼森辺りはガスに包まれ白い世界

焼森の名の通り火山性の砂礫が広がり

植物はほとんど見られない

ところが、そうした環境に適応して咲く花もあります



イワブクロ(岩袋) 別名:タルマイソウ(樽前草) -ゴマノハグサ科-

北海道の樽前山の火山砂礫地に多く咲くことから
樽前草の別名を持つ
東北地方北部から北海道の高山の火山性砂礫地にしか自生しないから
なかなかお目に掛かれない
前回東北を訪れたときはまだ花期より早くて見ていない
それより前、北海道の富良野岳で出逢ったと記憶しています

イワブクロ

秋田駒ヶ岳 2  

撮影日・・・7月21日

焼森に近づくと、灌木は少なくなり
黒茶けた火山性の砂礫がむき出しになってきます


まず、出迎えてくれたのは
ヤマハハコの大群落でした

ヤマハハコ(山母子)-キク科-
まだ咲き初めでしたが、かえってこれくらいの方がいい雰囲気だと思います
ヤマハハコ1


別の群落はこんもりと丸くなっていました
ヤマハハコ2



秋田駒ヶ岳は今も火山活動が活発で
1890年、1932年、最近では1970年に大きな噴火を起こしており
およそ40年おきに活動が活発化しています

それでいくといつ噴火してもおかしくない山だ
ということを認識しておかなくてはいけません

焼森から大焼砂にかけての火山的景観がそれを物語っています

秋田駒ヶ岳 1  

乳頭温泉のほど近く、秋田駒ヶ岳があります
秋田駒ヶ岳は秋田県の最高峰
標高は1600mほどでさほど高くはありませんが
花の名山として有名です

9年ぶりの駒ヶ岳
前回は6月下旬、タカネスミレの時季でした
さて今回はどんな花が迎えてくれるのでしょうか
期待に胸を膨らませながら、登山を開始しました

今回のコースは前回の反対回り
八合目駐車場→焼森→横岳→大焼砂→駒池→ムーミン谷→阿弥陀池周回→八合目

朝5時半出発  
焼森までは灌木の道

そこで出逢ったのは これ

ミヤマハンショウヅル(深山半鐘蔓)-キンポウゲ科-
特徴的な種子でそれとわかります
ガスが立ち込めていて、綿毛にびっしりと水滴が付いてきれいでした
ミヤマハンショウヅル種子


花はこんな感じです
濃い紫と言えばいいのか
ワインレッドと言えばいいのか
他にない色をしています
花弁に見えますが萼です

ミヤマハンショウヅル

乳頭温泉郷  

今回の東北への旅の目的はいくつかありました

一つはカープファンのSさんに会いに青森へ行くこと

もう一つは妻の念願の温泉巡り

あと一つは花の撮影




角館を後に向かった先は乳頭温泉郷

妻を『鶴の湯』(以前私は入った経験あり)へ降ろし、一時間半の温泉タイムと花撮影タイム



近くの湿原を歩いてみました




春にはミズバショウが咲くその湿原は

今は目立つ花はありません

そんな中で目に留まったのはミズギク



ミズギク(水菊)-キク科-
繊細な花弁が特徴です
ミズギク2



ミズギク



つぎはカキラン

カキラン(柿蘭)-ラン科-
こんな群生を見るのは初めてです
カキラン


柿の名をもらったのは花の色
言い当てた色だと思います
カキラン2





乳頭温泉郷の辺りはこんなブナの森が広がっていました
ブナの森





あっという間に撮影タイムはリミットを迎え、妻を迎えに

その後、蟹場温泉の唐子の湯(混浴露天風呂)へ入り

つづいて、車で行けない孫六温泉まで800mほど歩いて行き

今日の宿、休暇村乳頭温泉郷へと向かったのでありました

酒田、角館  

最初の訪問地は山形県酒田

新潟から北上し、夕方辿り着いた場所が酒田

翌朝、北前船で栄えた町に残る『山居倉庫』辺りを歩きました
酒田山居倉庫




さらに鳥海山麓を北上し、角館

鳥海山は雲の中、その姿は想像するしかありませんでした

角館に着いたのは朝8時

観光客のいない武家屋敷通りをそぞろ歩きました

枝垂れ桜が見事で、花の時季には見事だろうと想像しましたが

その時期は観光客でごった返し、今の静かな佇まいはない

どちらかと言えば私は今の方が好きです

赤いポストが町並みにマッチしていました
角館

東北旅行  

19日より東北旅行に出かけてきました

一番の目的は青森の知り合いに会いに行くこと

知り合ったのは3年前の鞆の浦

青森に住む大のカープファンというSさん

カープ戦の観戦にはるばる青森からマツダスタジアムへ

そして、宿を鞆の浦にとり、そこへ私が撮影に訪れ

なぜか私が声をかけ、カープつながりで意気投合



そして今回、妻を伴い青森へ

フェリーで旅立ったのでした

両津港


沢山のカモメたちに見送られ
カモメ2


と、思ったらカモメたちは乗船客が食べ物をくれるのを目当てに
どこまでも着いてきて
カモメ1


ときには止まって休んだり

カメラを向けても何のその
カモメ3


明日から東北の花々をご紹介します

小佐渡へ  

帰り道、オカトラノオがたくさん咲いていたので
再度登場してもらいました

オカトラノオ(岡虎の尾)-サクラソウ科-
オカトラノオ


タケニグサ(竹煮草・竹似草)-ケシ科-
背丈以上になるタケニグサ 
まっすぐ伸びて白く粉をふいたような茎は 竹を思わせる
タケニグサ

小佐渡へ  

藪の中に、なにやら不思議な花が咲いている
ツチアケビだ

おそらくこれを撮影している最中に
ヒルの洗礼を受けたのだと思います


ツチアケビ(土木通)-ラン科-
地面からいきなり花が生え出して
実が木通に似ていることから付いた名

実はウインナーにそっくり

機会があれば後日、実の写真をお届けします
ツチアケビ


花はまさしくランの花
ツチアケビ2

寄生植物だから葉は持たない

▲Page top