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 写真だより 佐渡発&広島発

 野草や風景を写真で綴るブログです

ぶらり小佐渡 9  

撮影日・・・8月20日


休耕田の周りにはこんな花も咲いていた。




コバギボウシ(小葉擬宝珠)-ユリ科-

湿地や湿原によく生えているが、近寄りがたい存在。
踏み込んではいけない湿地が多いからという理由のほかに
蝮が居そうで踏み込む気にもならないから遠巻きに撮影する。
コバギボウシ








アカバナ(赤花)-アカバナ科-
これも湿地の植物。
花が赤いからではなく茎や葉が赤いからということだが、
赤みを帯びることもある程度で、花の名を連想しにくい。
アカバナ







ネジバナ(捻花・捩花)-ラン科-

ネジバナは湿地にも咲くが、乾燥したような場所にも咲いている。
ラン科の植物でこれほどポピュラーな物は珍しい。
この花の芸術性は高い。捩じれ方に個性があるのもいい。
ネジバナ



ネジバナ2
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ぶらり小佐渡 8  

撮影日・・・8月20日



休耕田で撮影していると大型のトンボが飛んできた。オニヤンマだ!
日本で一番大きなトンボで、翅を広げると10㎝以上ある。
動きが速く、何かにとまる気配もないので撮影はあきらめるしかない。
トンボによってはきまった枝先や穂先にとまってくれるのだが・・・



オニヤンマ(鬼蜻蜒)-ヤンマ科-

オニヤンマ

それで、どうして撮影できたのか?

いつもは辺りを偵察(パトロール)するように飛び回るオニヤンマの行動が
いつもと違っていた。このオニヤンマ『エメラルド』には明確な目的があった。

産卵に適した場所はないかと探していたのだ。
それは、私居るすぐそばにあり、田につながる小さな流れのある溝に隠れて見えなくなった。
姿は見えないが、その大きな翅を盛んに動かす音がする。
覗き込むと一心不乱に産卵しているではないか。

レンズフードに翅が触れるほどに近づいても産卵行動をやめない。

『エメラルド』のエメラルドグリーンの眼と黒と黄に色分けされた腹の美しさは
驚くほどに美しい。生きたオニヤンマを捕まえもしないでこんなに近くで見たのは初めて。
もちろん写真に撮ることも。
『エメラルド』よ、ありがとう。






ヒシ(菱)-アカバナ科-

近くにはため池があって水面を皮脂が覆っていた。
オニヤンマはどうしてあんな狭苦しいところに卵を産むのだろう。
オニヤンマの大きなヤゴなら、生存競争にも勝ち残れそうな気がするのだが、
オニヤンマのヤゴはあんな場所で2・3年過ごしてトンボになるそうだ。
ヒシ



ヒシの名は実の形からとも葉の形からとも。
乾燥した実は面白い形をしている。
ひし形には見えないにしても面白い形をしている。
忍者は、ヒシの実を撒いて逃げた。「撒き菱」という。
わらじで踏んだら痛くて先へ進めなくなるような面白い形をしている。
ヒシ2

ヒシの実は食べられると聞いたことはあるが、食べたことはまだない。
クリに似た味がするのだそうだ。

ぶらり小佐渡 7  

撮影日・・・8月20日



休耕田も数年経過すればこんな風になる。


ガマ(蒲)-イネ科-

ガマが生えた休耕田もちらほら見かける。
それは放っておいても水が流れ込むような休耕田。
ガマ




串刺しのフランクフルトのようないでたちが面白い。
秋田名物『きりたんぽ』のようでもある。

ガマ2

ぶらり小佐渡 6  

撮影日・・・8月20日


休耕田の花 つづき




セリ(芹)-セリ科-

家の近くにも休耕田があって、
アギナシやコナギは見ないが
セリはたくさん生えていて
必要な時に摘んで食している。

これは、アギナシの咲いていた休耕田で撮影。
セリ




コケオトギリ(苔弟切)-オトギリソウ科-

コケモモ、コケリンドウなど地面に這いつくばるように生育するものにコケ(苔)を冠する
コケオトギリも10㎝足らずの丈で、花は5㎜ほど
休耕田に這いつくばって撮影する姿は不思議(異様)な光景かも。
コケオトギリ


畔にはオトギリソウも
オトギリソウ

ぶらり小佐渡 5  

撮影日・・・8月20日

佐渡でも休耕田が目立つ。
佐渡の人口は半減し、高齢化と米離れなどが要因だろう。
そうでなくても、国仲平野を除く多くの田んぼは斜面にあって一枚の面積が小さく耕作困難な場所が多いのも
休耕田を増やすのに拍車をかけているようだ。

休耕田にも様々な花が咲く。
これらは、耕作している農家にとっては厄介な雑草。





アギナシ(顎無)-オモダカ科-

休耕田にこの花が目立つ。
水田のような湿地が生育地で、
耕作しなくなるとたちまち一面にはびこる。
花は雄花と雌花があり
こちらは雄花。
アギナシ2



左は実
アギナシ1



こちらが雌花
アギナシ3





コナギ(小菜葱)-ミズアオイ科-

アギナシと似た環境を生育地にしているから
アギナシが咲いていれば大抵コナギもある。
ナギ(菜葱)はミズアオイのことで、小型のナギの意。
花は葉に隠れるように咲き、
これを敢えて鑑賞する人はいないだろう。
長靴を履いて撮影する人などなおさらない。
佐渡まで来て撮影しなくてもと言われそう。
コナギ

ぶらり小佐渡 4  

撮影日・・・8月20日



花を撮影していたら、アゲハチョウが一頭やってきて、アザミの花にとまって吸蜜。
アゲハは、アサギマダラと違い、近づけば飛んで行ってしまい、戻ってきてくれない。
というのが、今までの経験上の印象。
このキアゲハ(名前は『フェロー』)は、一旦飛んで行ってもまた同じ花に戻って来てくれた。


キアゲハ(黄揚羽)-アゲハチョウ科-

チョウに詳しくないので、撮影中は
アゲハ(ナミアゲハ)なのかキアゲハなのか判らなかったが、
調べてみるとキアゲハのようだ。
私はこのキアゲハを『フェロー』と名付けた。

アゲハは広義ではアゲハチョウ科のアゲハすべてを表し
狭義ではアゲハ(ナミアゲハ)を指す。
植物で言えばスミレと似ている。
つまり、
スミレは広義ではスミレ科のスミレすべてを表し
狭義ではスミレ(マンジュリカ)を指す。と、いうように。

とまあ、講釈はこれくらいにして


アザミの蜜を吸う『フェロー』
キアゲハ







ブルーのボケはツリガネニンジン
ツリガネニンジンの花には目もくれず
アザミの蜜を吸っていた。

昆虫と花の関係は、はっきりしていて
どの昆虫がどの花の蜜を吸うか決まっている
花はその昆虫に(昆虫が花の形に)合わせるように進化させている。
キアゲハ2






近づいても逃げずにサービスしてくれたキアゲハの『フェロー』。
キアゲハ3

ぶらり小佐渡 3  

撮影日・・・8月20日

小佐渡ぶらり



佐渡で見られるユリはスカシユリ、クルマユリ、ヤマユリ、オニユリ、コオニユリ、ウバユリ、そしてタカサゴユリ

タカサゴユリはそれらの最後を飾るユリ
一週間前には開いていなかったが、今はもう満開。



タカサゴユリ(高砂百合)-ユリ科-

もとは園芸種として台湾から持ち込まれたものらしい。
今では、人里の荒れ地によく咲いている。




農道の脇の土手にこんな感じで群生していた。
花の外側に淡紫色のボカシの筋が入っているのが特徴で
それは蕾の時に目立つ。
タカサゴユリ1


これぞユリの中のユリといった感じ。
タカサゴユリ2



ジャストタイミングのきれいな花
タカサゴユリ4



この個体は淡紫色の筋が入っておらず
いっそう清楚な感じがしたので
爽やかに撮ってみました。
タカサゴユリ5

ぶらり小佐渡 2  

撮影日・・・8月20日



小佐渡ぶらり


ナツズイセン(夏水仙)-ユリ科-

ヒガンバナもナツズイセンも、人の手が入ったような場所に咲く。
中には家の敷地の中に咲いているのも見かけるが
それは意図的に植えられたというより、勝手に生えたという印象を受ける。

ヒガンバナは田の畔でもよく見られ群生もする。
ナツズイセンの方は田の畔では見かけないし、
数本がかたまって生えることはあっても、群生はしない。

共通点は、人との程よい距離感をもって生育していること。




近所の畑の脇に咲いていたもの
ナツズイセン1




田の土手に咲いていたもの
ナツズイセン2





家の敷地に咲いていたもの
放浪の画家、日本のゴッホと言われる『山下清』の母親の実家が佐渡新穂正明寺にあって(堅香子庵から車で5分)
山下清の本籍地もここだったという。
山下清も何度か佐渡を訪れており、こんな場所に眠りたいと言っていたという。
実家があった場所に記念碑があるが、訪れる人はほとんどいない。
私もこれを知ったのは最近のこと。
その記念碑の脇に咲いていたナツズイセン。
これは植えられたものかもしれません。
山下清記念碑


記念碑は金北山がよく見える高台にある。
ナツズイセン3

ぶらり小佐渡  

撮影日・・・8月13日


小佐渡を当てもなく走りながら見つけた花を撮影。



ヒルガオ(昼顔)-ヒルガオ科-

民家に隣接する畑の脇に花付のいい昼顔を見つけた。
だれも見向きもしないどころか邪魔者扱いされるヒルガオを
撮影している私は不審者のようでもある。
写したくなった気持ち、わかってもらえるだろうか。
ヒルガオ






ウド(独活)-ウコギ科-

佐渡ではウドをよく見かける。
『独活の大木』と呼ばれるように、木ではないのに2m以上にもなるから
余計目立つのかもしれない。
派手ではないが、面白い形についレンズを向けてしまう。
ウド

畔のツリガネニンジン  

撮・・・8月13日


山のツリガネニンジンを紹介したので
里のツリガネニンジンも紹介しましょう。

田の畔は同じように見えるのに
どこにでもというわけではなく
あるところにはある、ないところにはない
そんな感じで咲いているツリガネニンジン。

田の畔は、山のものと違って
油断するといつ刈り取られるかわからない。
時々刈り取られるから、よい生育環境でもあるのだが・・・


ツリガネニンジン(釣鐘人参)-キキョウ科-

田の畔では、ススキやメマツヨイグサなどとともに
こんな感じで咲いていた。
ツリガネニンジン


望遠で少し寄ってみると
茎に細かい毛が生えていて白っぽく見える
ツリガネニンジン2


時折刈り取られるために
他の野草に邪魔されずすっきりと写すことができるのは有難い。
ツリガネニンジン3


雌しべの先ははじめ丸く(左)、やがて三裂する(右)。
花は下から上に咲き上がるようだが
順番どおりに咲かないものも多い。
ツリガネニンジン5

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