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 写真だより 佐渡発&広島発

 野草や風景を写真で綴るブログです

実りの秋を愉しむ 4  

撮影日…9月23,24日

実りの秋を愉しむ 4 キノコの森



きのこの同定はもうお手上げです。
君子危うきに近寄らずと申しますが、
近づいても決して食べないようにします。
きのこ1


きのこ2
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実りの秋を愉しむ 3  

撮影日…9月23、24日


実りの秋を愉しむ 3
食べられない・食べてもおいしくない木の実 編



クサギ(臭木)-クマツヅラ科-

葉や枝に悪臭があるのでクサギ。
若葉は食べられるらしいが、名前の印象が悪くて、食べようと思ったことがありません。
果実は布を染めるのに使い、根は薬用になるという。
実はご覧のとおりとってもフォトジェニック。
クサギ1

クサギ2







クロモジ(黒文字)-クスノキ科-

独特の芳香があるので、
和菓子を食べるときの楊枝として使われます。
実は、緑→茶→黒と変化します。
クロモジ





ツルシキミ(蔓樒)-ミカン科-

シキミはモクレン科で仲間ではありませんが、
シキミと同様、有毒です。
ツルシキミ





ノイバラ(野茨)-バラ科-

すっかり葉が落ちたノイバラの赤い実が美しい。
美しいものには刺がある。
不用意に近づくと痛い目に合う。
気を付けていたのに、やっぱり引っかかってしまいました。
ノイバラ






サワフタギ(沢蓋木)-ハイノキ科―

まるでラピスラズリのような実に心が奪われてしまいそう。
写真でこの色を伝えるのは難しいので、
山で実物を見てほしい。
サワフタギ







ナナカマド(七竈)-バラ科-

ススキ越しに見上げるナナカマドの紅い実が
紺碧の空に映えていました。
やがて葉も紅葉するけれど、
この時季のナナカマドもなかなかいいものです。
ナナカマドとススキ

青い空に飛行機雲
ナナカマド

色とりどり
ナナカマド2


秋の実りを愉しむ 2  

撮影…9月23、24日

秋の実りを愉しむ 2 
食べられない・食べてもおいしくない草の実 編




ヒロハテンナンショウ(広葉天南星)-サトイモ科-
山道に突然現れるとハッとするほどのインパクト。
ヒロハテンナンショウ1

アップにするとさらに強烈な印象。
ヒロハテンナンショウ2

熟すとぽろぽろと抜け落ちていきます。
ヒロハテンナンショウ3








チゴユリ(稚児百合)-ユリ科-
春、茎の先に小さな白い花をひとつ付ける。
希に、二つ付けるものも見られ、
佐渡では比較的多く見かけます。
実は黒い。
チゴユリ





シオデ(牛尾菜)-ユリ科-
アイヌの方言シュウオンテがからきたものということですが、
シュウオンテの意味はわかりません。
若芽は山菜ですが、食べたことはありません。
シオデ

秋の実りを愉しむ  

撮影日…9月23、24日

秋の実りを愉しむ  食べられる木の実 編


大佐渡の山で沢山の実を見つけ、撮影しました。
まずは、食べられる実をお届けします。


アキグミ(秋茱萸)-グミ科-
以前お届けした庭のナツグミにかわって、
今回は山のアキグミ。
すこし渋みがあるのが難点ですが、
それもご愛嬌。むしろ、野趣があっていいかも。
アキグミ







ガマズミ(莢蒾)-スイカズラ科-

鮮やかな赤色が私の目を奪う。
霜が降りる頃に実はしっかり熟し、甘酸っぱくておいしくなる。
ガマズミ





ヤマノイモ(山の芋)別名:ジネンジョ(自然薯)ジネンジョウ(自然生)
-ヤマノイモ科-

栽培品もたくさん出回っているので、根が食用になることはよく知られていますが、
葉のわきにできるムカゴ(珠芽)も食べられます。
ムカゴご飯にするとおいしいですよ。(ムカゴは実ではありませんが…)
ヤマノイモ











ヤマブドウ(山葡萄)-ブドウ科-

まだちょっと早かったのか、かなり酸っぱかったです。
品種改良を重ねて、今の美味しいブドウになったのでしょうね。
ヤマブドウ

紅葉したヤマブドウの葉が日光を透かして鮮やかでした。
ヤマブドウの葉











アケビ(山女・木通)-アケビ科-

花を撮影するようになってから、アケビはもっぱら花をめでる対象で、
実を撮影するのは久しぶりのことでした。
アケビ

収穫して食べたのは、さらに久しぶりのことで、
いつのことだったか思い出せないほどです。
でも、味はしっかり覚えていて、
懐かしい味が口いっぱいに広がりました。
野生種とは思えないほど、甘~い実です。

中味を食べた後、ほとりの皮も炒め物にして食べました。
癖がなくてこれもおいしい。
油が合うようで
天ぷらにしてもおいしいですよ。
アケビ実収穫









マタタビ(木天蓼)-マタタビ科-

旅に疲れた人が、この実を食べたら元気になって、また旅を続けることができたという。
(名の由来は諸説あるようですが…)

食べるのは、さらにオレンジ色に熟してからが良い。
生食よりも果実酒にされることが多いようです。
マタタビ







クリ(栗)  別名:シバグリ(芝栗) -ブナ科-
栽培の栗の半分ほどの大きさしかないが、食べるとおいしい。
但し、虫食いのものが多いので、塩水に入れて選別してから調理した方がよい。
虫食いのものは浮かび、実が詰まったものは沈みます。

クリ






明日は食べられない or 食べてもおいしくない実をお届けします。


小佐渡もすっかり秋 4  

撮影日…9月16日
小佐渡もすっかり秋 4 アキノノゲシほか



アキノノゲシ(秋の野芥子)-キク科-
 
ハルノノゲシに対する名。姿はあまり似てない。
黄色いハルに対してアキはクリーム色の優しい色。
どちらも雑草と呼ばれるけれど、それは人間が勝手に決めたこと。
アキノノゲシ







ヤクシソウ(薬師草)-キク科-

葉の形が薬師如来の光背に似ているからという説がそうですが、ちょっと無理がある様な気がします。
かつて、皮膚の腫れ物の薬に使ったからという説の方が妥当な気がします。
花は咲いた後すぐに下を向きだらしない感じがするので、このような咲き始めが良い。
ヤクシソウ





ツルニンジン(蔓人参) 別名:ジイソブ -キキョウ科-

名の由来は根が太くて朝鮮人参に似ていることから。
ジイソブは爺のそばかすの意味。同族で少し小振りなバアソブ(婆のそばかす)に対する名。
ツルニンジン

小佐渡もすっかり秋 3  

撮影日…9月16日

小佐渡もすっかり秋 3 ゲンノショウコ




ゲンノショウコ(現の証拠)-フウロソウ科-
 
下痢止めの薬として使われ
その効き目が速やかに現れることから『現の証拠』
こうして覚えるともう忘れることはありません。

赤花と白花がありますが、佐渡では白花ばかり。
ゲンノショウコ 白花


かと思っていたら、ピンクのがありました。
赤花は佐渡では出逢っていません。
ゲンノショウコ ピンク花

小佐渡もすっかり秋 2  

撮影日…9月16日

小佐渡もすっかり秋 2 アケボノソウ




アケボノソウ(曙草)-リンドウ科-

アケボノソウは出逢いにときめく花。
山野の湿り気のあるところに咲く点ではツリフネソウと同じ。
そういった場所にツリフネソウは普通に咲いているのに
アケボノソウは稀にしか見られない。
ときめくのはそれだけが理由ではない。
なんと言っても花の美しさ、まさにときめくほどの美しさ。
写真を見てもらえばきっとわかるでしょう。
アケボノソウ


曙の空に輝く星に見立てた花弁のふちの斑点と
黄緑色の蜜腺が二つずつきれいに並んでいます。
その蜜を吸うのは、蝶やハチではなくアリのようで
いつもアリがたかっているのを目にします。
まるで自分の部屋のように一部屋に一匹ずついました。
アケボノソウ2

小佐渡もすっかり秋 1  

撮影日…9月16日

小佐渡もすっかり秋 1 ツリフネソウ



小佐渡の山に出かけてみると、こちらもすっかり秋模様でした。


ツリフネソウ(釣船草)-ツリフネソウ科-

ちょっとおかしなツリフネソウを見つけました。
後ろ半分がすっかりなくなっているのです。
次の写真と比べると、違いは一目瞭然です。
辺りを見回すと、他にもいくつか同じようなものがありました。
ツリフネソウ1


こちらがツリフネソウの横顔です。
ツリフネソウ2


正面から見るとこんな感じです。
ツリフネソウ3


一枚目の写真のなぞは こういうわけです。

トラマルハナバチはずんぐりした体に、長い口吻を持ったハチ。
ツリフネソウの下に突き出た花弁がトラマルハナバチの着陸場です。
黄色い部分が誘導灯の役目をします。
着地すると体ごと花の中にもぐり込み、
細く長い口吻を伸ばしてくるりと丸まった距の先にある蜜を吸います。
トラマルハナバチが体を潜り込ませたとき、
上から伸びる雄しべの花粉がハチの背中に付くというのがツリフネソウの戦略です。
ツリフネソウの渦巻き状の距をもつ不思議な形の花にはそんなわけがあったのです。
こうして、首尾よくトラマルハナバチに花粉の運び役をさせ受粉するのです。

こんなわけでほかの昆虫は、ツリフネソウの蜜にありつくことができません。

ところが、昆虫界にもしたたかなやつがいて、
正攻法では蜜まで届かないので、ツリフネソウの花びらを外側から食い破って、
ちゃっかり蜜を手に入れる不届き者がいるのです。
それが1枚目の写真です。
これでは蜜だけ盗られて、受粉の手助けはしてもらえません。


余談ですが・・・
ツリフネソウ属を示す学名『Impatiens(インパティエンス)』はラテン語の『Inpatient』が語源。
和訳すると『我慢できない』と言う意味で、
種が熟すと、ちょっとした刺激で勢いよく弾け飛ぶことから付けられた名前です。
種が弾け飛べば、それだけ遠くまで生育範囲を広げることができるわけで、
これも、ツリフネソウの繁殖戦略です。

ホウセンカも同じ仲間で、
理科の時間にホウセンカを育てて種が弾け飛ぶのを楽しんだ思い出があるのでは・・・

それにしても、見れば見るほど不思議な形です。
ツリフネソウ4

ドンデン高原 実りの秋 6  

撮影日…9月14日

ドンデン高原 実りの秋 6  蝶2題





アサギマダラ

渡りをするアサギマダラ、これからどこへ向かうのでしょう?
南へ向かって旅立つ前にオトコエシの蜜でしっかり栄養補給しているのでしょうか?
旅の無事を祈ります。
アサギマダラ









ミドリヒョオウモン

こちらもオトコエシの花にとまって吸蜜中。
気のせいか、気温が下がって動きが鈍くなったようで
撮影しやすくなりました。
ミドリヒョウモン



ドンデン高原 実りの秋 これにて終了

ドンデン高原 実りの秋 5  

撮影日…9月14日

ドンデン高原 実りの秋 5  ダイモンジソウほか



ダイモンジソウ(大文字草)-ユキノシタ科-

花弁が大の字になっているので大文字草。
仲間にジンジソウ(人字草)と言うのもあるから面白い。
イメージ重視で撮ってみました。

ダイモンジソウ










アキノタムラソウ(秋田村草)-シソ科-

なかなか撮影できない野草の一つ。
珍しいからではなく、花付きのよいものがなかなかないから。
長い花穂は下から咲いていき、すぐに散ってしまう。
花が抜け落ちてだらしなく見えてしまうので、
写真の対象になるものに出逢うことが少ない。
この日出逢ったものは比較的花付きがよかった。

余談ですが、タムラソウはアザミに似たキク科の花。
同様に、キリンソウはベンケイソウ科でアキノキリンソウはキク科。
ハルノノゲシとアキノノゲシは共にキク科。
アキノタムラソウ










シシウド(獅子独活)-セリ科-

丈は人の背丈を超えるほどになる大型の野草。
セリ科の花は放射状になり、花火のように見えるものが多い。
中でも最も大きな大輪の花火がシシウド。
シシウド









ヤマハギ(山萩)-マメ科-

草冠に秋と書く萩はまさに秋を代表する花。
万葉集に最も多く詠まれている花です。
桜や梅よりも多く詠まれているのは意外な気がします。

新見南吉の『ごん狐』にも萩が出てきます。
少し長くなりますが引用しておきます。

 ごんは、村の小川の堤まで出て来ました。
あたりの、すすきの穂には、まだ雨のしずくが光っていました。
川は、いつもは水が少すくないのですが、三日もの雨で、水が、どっとましていました。
ただのときは水につかることのない、川べりのすすきや、
萩の株が、黄いろくにごった水に横だおしになって、もまれています
ごんは川下の方へと、ぬかるみみちを歩いていきました。
ふと見ると、川の中に人がいて、何かやっています。
ごんは、見つからないように、そうっと草の深いところへ歩きよって、そこからじっとのぞいてみました。
「兵十だな」と、ごんは思いました。
兵十はぼろぼろの黒いきものをまくし上げて、腰のところまで水にひたりながら、
魚をとる、はりきりという、網をゆすぶっていました。
はちまきをした顔の横っちょうに、
まるい萩の葉が一まい、大きな黒子(ほくろ)みたいにへばりついていました

ヤマハギ




 

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