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 写真だより 佐渡発&広島発

 野草や風景を写真で綴るブログです

写真展の写真 32  

写真展の写真 32

今年、広島で開催した写真展の写真を一日一枚ずつ紹介しています。(最終回)














春の兆し


春の兆し


佐渡には「よめなかせ」と呼ばれる花がいくつかある。キクザキイチゲ、フクジュソウ、ナニワズ、ヒメアオキなど早春の山に咲く花たちだ。これらの花が咲くと嫁を泣かすほど辛い山仕事が始まったという。今は春の訪れを告げる頬笑(ほほえ)みの花。佐渡では雪解けとともにいたるところでフクジュソウが咲き始める。
3月 小佐渡





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写真展の写真 31  

写真展の写真 31

今年、広島で開催した写真展の写真を一日一枚ずつ枚ずつ紹介しています。













宵の金北



宵の金北


佐渡はその昔二つの島であったという。隆起によって二つはつながり国仲平野となった。真野湾と両津湾の二つのくびれはその名残り。両津湾の深い入り江が砂(さ)嘴(し)で隔てられ加茂湖になったという。夕暮れの空と、それを映す加茂湖との間に浮かび上がった金北山のシルエットは実際の標高以上に高度感がある。
3月 加茂湖より






写真展の写真 30  

写真展の写真 30

今年、広島で開催した写真展の写真を一日一枚ずつ紹介しています。











吹き荒ぶ寒風


吹き荒ぶ寒風


日本海を超えてくる冬の季節風が外海府の海岸にまともに当たり、打ち寄せた波は泡となり風に飛ばされる、日本海の冬の風物詩『波の花』を初めて目にした。佐渡北端に近い景勝地、大野亀まで足を延ばしたが誰にも出逢わなかった。夕暮れは足早で、灯る街灯や家々の明かりを目にして、急いで帰り支度をした。
1月 外海府 岩谷口

写真展の写真 29  

写真展の写真 29

今年、広島で開催した写真展の写真を一日一枚ずつ紹介しています。












金北初冠雪



金北初冠雪


11月15日、大佐渡の峰々に初冠雪が見られた。朝、その気配を感じて窓を開けると、冷気の向こうに白いベールを纏ったドンデン山が見えた。どこかいい場所はないかと車を走らせたら、たわわに実をつけたこの柿の木を見つけた。晩秋と初冬が入り交じり、やがて本格的な冬がやってくる。
11月 小佐渡 新穂  






写真展の写真 28  

写真展の写真 28

今年、広島で開催した写真展の写真を一日一枚ずつ紹介しています。












風雪が綾なすブナ林



風雪が綾なすブナ林

同じブナ林でも、様子を観察すれば、そこがどのような環境なのか想像がつく。広島県北辺りに自生するブナは比較的幹は太く直(すなお)に立ち、根元近くで枝分かれしていない。大佐渡の尾根付近の北西斜面に広がるブナは、太くならず枝分かれも著しい。日本海からの厳しい風雪がこのような景観に仕立て上げた。
10月 妙見山(みょうけんさん)







写真展の写真 27  

写真展の写真 27

今年、広島で開催した写真展の写真を一日一枚ずつ紹介しています。















秋色のシンフォニー



秋色のシンフォニー
快晴の空の下で紅葉の大佐渡の登山道を歩いた。秋の空は高く、青色が濃い。とりどりに色づいた木々の葉が、青空を背景にしていっそう冴えわたって見えた。カエデの赤は言うに及ばず、林床の小低木の色づきも貴重な存在だ。私はオーケストラの指揮者になったつもりで、秋のシンフォニーのタクトを振った。
10月 大佐渡 栗ヶ沢登山道(くりがさわとざんどう)

写真展の写真 26  

写真展の写真 26

今年、広島で開催した写真展の写真を一日一枚ずつ紹介しています。

















輝く根曲がりブナ



輝く根曲がりブナ
秋晴れになる天気予報は、私を寝かせてはくれなかった。午前4時前に目が覚めるともう眠れない。準備をして出掛け、日の出前には登山を開始した。やがてブナの森に日が差すと梢(こずえ)の上の方から輝きはじめた。ブナの根元に陣取り、大きく湾曲した根曲がりの根方(ねかた)から覗(のぞ)く朝日をいっしょに写し込んでみた。
10月 金北山 栗ヶ沢登山道(くりがさわとざんどう)





写真展の写真 25  

写真展の写真 25

今年、広島で開催した写真展の写真を一日一枚ずつ紹介しています。














ナナカマド輝く頃



ナナカマド輝く頃


名の由来は『材が燃えにくく、竈(かまど)に7度入れてもまだ燃え残る』から。『7日間炭焼きの竈に入れて蒸し焼きにするといい炭になる』という七日竈説もあり、私はこちらに軍配を上げたい。目立たなかったナナカマドが秋になって赤い実を付け俄然(がぜん)存在感を増した。根元から枝分かれした樹形は風雪の強さを物語る。
10月 妙見キャンプ場






写真展の写真 24  

写真展の写真 24

今年、広島で開催した写真展の写真を一日一枚ずつ紹介しています。















ひつじ雲


ひつじ雲


万葉集で『萩(はぎ)の花 尾花(おばな) 葛花(くずばな) 瞿麦(なでしこ)の花 姫部志(おみなえし) また藤袴(ふじばかま) 朝顔(あさがお)の花』と詠んだ山上憶良の歌が秋の七草として今に伝わる。ときには万葉の昔に思いを馳せながら花野の花を愛でるのもいい。堅香子庵(かたかごあん)の周りは私が草刈りサボっていて、よく言えば花野状態。これはその花野の尾花で、空には秋の羊雲。
10月 城腰(じょうのこし)




写真展の写真 23  

写真展の写真 23

今年、広島で開催した写真展の写真を一日一枚ずつ紹介しています。
















怪獣現る



怪獣現る
佐渡南西部、小木(おぎ)半島の地質は独特である。海底火山が噴火し隆起したもので、その特徴は海岸で顕著である。それはまるで異星に降り立ったかのようだ。今はもっぱら観光になっているが、岩で入り組んでいるため小回りが利き底の平らな『たらい舟』が重宝したという。岩を怪獣に見立て、眼を光らせてみた。
10月 宿根木海岸(しゅくねぎかいがん)




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