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 写真だより 佐渡発&広島発

 野草や風景を写真で綴るブログです

続々と咲き始めたスミレたち12 ニョイスミレ  

この時期、毎年広島をはじめ各地から来客があります
この5月も、今日を皮切りに 中旬に一組、下旬に一組と
三組の縁ある方々が来島されます
この4年間で20組50人ほどの方々に来島していただきました
ありがたいことです




今日のスミレは・・・

ニョイスミレ(如意菫) 別名:ツボスミレ(坪菫)-スミレ科-

スミレのの中では花期が遅い
休耕田や林の中まで、湿った場所であれば
いたる所で見ることができます

「にょい(如意」)の名は、仏具の「如意」(孫の手のような形の威儀具)に葉の形が似ていることから
別名の「つぼ(坪)」は庭を意味していて「庭のようにどこにでも普通に見られる」の意です。

万葉集、山部赤人の「春の野に 菫摘みにと 来(コ)し吾ぞ 野をなつかしみ 一夜宿(ネ)にける」のスミレはニョイスミレであるとする説もあります。 「春の野にすみれの花を摘みに来た私はあまりに美しくて思わず一夜をここですごした」というのですからすごいことです
現代人にそこまではできなくても、ときには何もかも忘れて可愛い野の花を愛で
「ああいいものだ」と感慨にふけるのもいいのではないでしょうか

私のように、仕事を辞めてそんな感慨にふけっているのは考え物かもしれませんが・・・


ヒメオドリコソウと一緒に休耕田に見事に咲いていました
野草好きにはうれしくても本来ここは耕され稲作が行われる場所
佐渡も御多聞に漏れず耕作されなくなった田が増えています

ニョイスミレ1




ニョイスミレ2




ニョイスミレ3

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続々と咲き始めたスミレたち11 オオタチツボスミレ  

連日のトレッキングガイド
佐渡に特別な花があるわけではないけれど
これでもかというほどに咲き誇るオオミスミソウやカタクリなどに
訪れた人の歓声がそこここから上がります
ガイドの力は微々たるもの
咲き誇る花々と好天に、ただただ感謝するのみ




さて、今日のスミレは・・・


オオタチツボスミレ(大立壺菫) -スミレ科-

確かにタチツボスミレより大型のものが多いようですが
タチツボスミレの大きいものを言うわけではありません
コタチツボスミレというのもあり、これもタチツボスミレの小型のものを言うのではありません
コタチツボスミレも佐渡に自生するというのでいずれ紹介できるといいですが
私はまだそれをそれとして見たことがなく、もちろん写真に収めたこともありません

距が白いこと(タチツボスミレは距が紫がかる)
葉の葉脈部分がへこんでいることなどがタチツボスミレと見分けるポイント
何よりも実物を見て違いを確認するのが一番です
オオタチツボスミレ1





オオタチツボスミレ2



続々と咲き始めたスミレたち10 スミレ  


天気の良い日はほぼ毎日山に入って撮影している私を
何がそんなに楽しいのかとあきれる妻
こんなことをもう30年以上もやっているのだから
あきれる気持ちはわからなくもない
自分でもよく飽きないものだと感心する

でも考えてみれば、妻とはそれ以上の月日を共に過ごしてきたのだから
こちらの方がよく飽きもせず続いてきたものだと言えなくもない



さて、10種目のスミレは・・・

スミレ(菫) -スミレ科-

スミレはスミレ科全体を表す言葉でもあり
スミレ(マンジュリカ)という種を表す言葉でもあります

スミレの中のスミレ
スミレという名のスミレはこれただ一種
スミレの代表格ですが
佐渡ではそれほど多くないように感じます

スミレ1




スミレ2




続々と咲き始めたスミレたち9 シロバナスミレサイシン  

田んぼに水が張られ、蛙たちも目を覚まし
さかんに鳴き始めました
朝は、キジとウグイスのBGMで目を覚まし
夜は蛙の合唱のBGMで夢の中へ





さて、今回のスミレは・・・

シロバナスミレサイシン(白花菫細辛) -スミレ科-

スミレサイシン(4月17日紹介)の花は濃い紫のものから白に近い淡いものまでさまざま
金北山への自衛隊管理道路わきのブナ林ではピンクのものもあります

そのなかで白花品をシロバナスミレサイシンとして別種として扱われます
白花と言っても純白ではなく、唇弁に紫の筋が残り、距にもほんのりと紫の色があります

シロバナスミレサイシン1




シロバナスミレサイシン2

続々と咲き始めたスミレたち8 アリアケスミレ  

今日はミヤマイラクサ(アイコ)を採取して
お浸し、白和え、肉そぼろ炒めに
アケビの新芽を茹でて卵の黄身とつゆで合わせて食べました

この春食べた山菜は・・・
ふきのとう、コゴミ(クサソテツ)、ツクシ、扇菜(カンゾウ)、セリ、アマドコロ、アサツキ

これからもワラビやウワバミソウ(ミズブキ)・・・と楽しみは続きます



さて、今日のスミレは・・・


アリアケスミレ(有明菫) -スミレ科-

初めて佐渡に来た年、
耕す前の田んぼ一面に咲いていたのを思い出します
それから、何度もそのあたりに行ってみるのですが
それ以来見かけませんでした

そして、今年 やっと再会できました
初めて見た田んぼの近くの土手に少しだけ咲いていました

名まえは花の色を有明(夜明け)の空の色になぞらえて付けられたもの
花の色の変化に富み、それを夜が明けていく様子に喩えたのはなかなかのセンス

色の濃いタイプ(まだ夜が明けきらぬ空の色)
アリアケスミレ1





白に近いタイプ(ほぼ夜が明けた空)
アリアケスミレ2





花の色を除けば、スミレ(マンジュリカ)にそっくり
スミレには稀に白花品(シロバナスミレ)もあり、アリアケスミレにそっくりらしいのですが
私はまだシロバナスミレを見たことはありません

花のアップ
アリアケスミレ3


続々と咲き始めたスミレたち7 ヒカゲスミレ  

山ばかりでなく、ときには海岸を歩くのもいいものです
見立の海岸を歩いてみました
見立海岸



きれいな縞模様の石を見つけました
見立海岸の石




さて、今日のスミレは・・・


ヒカゲスミレ(日陰菫) -スミレ科-

沢沿いなど湿気の多いところを好むスミレ
佐渡ではまだ一ヶ所でしか見たことがありません

初めて佐渡を訪れた2008年
ダム湖にそそぐ沢の畔、クサソテツ(コゴミ)やニリンソウが自生するような場所に
いっしょに生えていたのを撮影し、それ以来その沢で毎年のように撮影しています
その写真は「佐渡の四季 山旅紀行文」にも掲載されました

株数の割に花数は少ないと「日本のスミレ」(いがりまさし著)に書いてある通り
私が見つけた佐渡の自生地でもたくさん株はあるのに
花を付けた株が非常に少なく、俯き加減に咲くので撮影は非常に苦労しました

スミレといえばいわゆるすみれ色のものが思い浮かびますが
ヒカゲスミレは白いスミレです

ヒカゲスミレ1



ヒカゲスミレ



ヒカゲスミレ2

続々と咲き始めたスミレたち6 マキノスミレ  

昨日はドンデン山開きでした
同時に、ドンデン-金北山の縦走ができるようにするため
縦走路の整備(倒木の除去、マーキングテープの取り付け、案内板の点検、雪道整備など)を行いました
私も初めて参加しました
普段、何の気なしに山歩きをしていましたが、整備する人がいることを忘れてはいけないと改めて思いました
できる限り安全に山歩きができるような整備を目指していますが
不十分なところもありますので、十分注意して山歩きを楽しんでいただきたいものです


金北山への最後の登りとなる急斜面の雪の壁に
ロープを設置し雪の階段を作るためまず先発隊がアイゼンを装着し
雪の壁を登ります
縦走路整備




先発隊が垂らしたロープを頼りに雪の階段を付けていきます
縦走路整備3



整備に参加したスタッフ
縦走路整備2




さて、今日のスミレは・・・

マキノスミレ(牧野菫) -スミレ科-

牧野富太郎先生の名が付いたマキノスミレは
シハイスミレ(紫背菫)の変種とされています
その違いはマキノスミレが別名ホソバスミレと呼ばれるように
シハイスミレより葉が細長いこと、葉の裏面の紫色がシハイスミレより淡いこと
シハイスミレが葉を斜め上に伸ばすのに対して、マキノスミレはほぼ垂直に葉を立てることなど・・・

ただし、その中間型も見られ判別しにくい個体もあります
佐渡でも、シハイスミレと呼んでいいような葉の裏面が紫色で
葉を斜め上に伸ばすものも多く見られます

葉を垂直に立てた典型的なマキノスミレ
マキノスミレ1





シハイスミレ3

続々と咲き始めたスミレたち5 ナガハシスミレ  

アマドコロ、コゴミ(クサソテツ)、カンゾウなど撮影のついでに少しばかり採取して
食卓に一品そえ、舌でも春を味わっています
特にアマドコロは癖もなくとても美味しいと妻に評判です



ナガハシスミレ(長嘴菫) 別名:テングスミレ(天狗菫)-スミレ科-

「タチツボスミレの仲間はどれもよく似ていて識別が難しい」と
『日本のスミレ』(いがりまさし著)に書いてある
ただ、このナガハシスミレはナガハシスミレの仲間でありながら識別は簡単
これほど長い距を持つスミレはほかにない

ナガハシスミレ1




ナガハシスミレ2




ナガハシスミレ4

続々と咲き始めたスミレたち4 オトメスミレ  


佐渡では今、トキが子育ての真っ最中
先日、今年第一号のトキのひな誕生が確認されました
今年は40ペアほどが抱卵しているそうです
私が佐渡に来た2014年に佐渡の自然界にくらすトキが100羽を超え
現在は200羽を超えているそうです
トキを見る機会が増えたと実感します
私の住む場所はトキが多く生息する地域なので
余計よく見かけるのでしょう



オトメスミレ(乙女菫) -スミレ科-

タチツボスミレの白花品で
後ろに突き出た「距」の部分にわずかに紫色が残るものを
オトメスミレと言います
植物学者の牧野富太郎先生が箱根の乙女峠で見つけたので
この名前が付けられたということです
ちなみに、距まで白いものはシロバナタチツボスミレと言います

オトメスミレ

続々咲き始めたスミレたち3 タチツボスミレ  

今朝の目覚めのBGMは鶯の鳴き声
雉の高鳴きはなぜかお休みです



すでに紹介したアオイスミレ、スミレサイシンに続いて
続々とスミレが咲いています
佐渡に何種のスミレが自生するのか知りませんが
できるだけたくさん紹介していきたいと思います

タチツボスミレ(立壺菫) -スミレ科-

「スミレ」はスミレ科全体を指す言葉でもあり
種としてのスミレ(マンジュリカ)を指す言葉でもあります
紛らわしいので種としてのスミレをマンジュリカと表すことがあります

タチツボスミレはマンジュリカと並んでもっともポピュラーなスミレのひとつ
環境適応能力が高いのでマンジュリカよりも様々な場所で見られます

思いがけず大群生するタチツボスミレが目に飛び込んだ
慌てて車を停めて、撮影
タチツボスミレ4





岩の隙間に咲いていたもの
タチツボスミレ3




苔の中に咲いていたもの
タチツボスミレ5





スミレは比較的花期の長い花ですが
やっぱり咲き始めが美しい!
タチツボスミレ2





アップもなかなかいいですね
タチツボスミレ6

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