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 写真だより 佐渡発&広島発

 野草や風景を写真で綴るブログです

エゾエンゴサク  

好天が続き、花も一斉に開花しています。
この調子だと追いつけそうもありません。

一つひとつ紹介していきます。

エゾエンゴサク(蝦夷延胡索) 

佐渡にはエゾエンゴサクとヤマエンゴサクが自生します。
今回はエゾエンゴサクです。

日差しを浴びて伸び伸びとしていますが、
どちらかと言えばこの花は雨が似合うので
雨の日か雨上がりに撮影してみたいと思います。
エゾエンゴサク1




今回撮影したこの個体は、空の青を吸い取ったようなきれいな色ですが、
赤味の強い個体も多く見られます。
エゾエンゴサク2




上から見るとこんな感じです。
エゾエンゴサク3

佐渡には2種が自生すると書きましたが
圧倒的にエゾエンゴサクが多く、私はまだヤマエンゴサクを見たことがありません。
広島はヤマエンゴサクばかりだったので、久しぶりに見てみたい気がします。
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爛漫  

春の一時期にぱっと花を咲かせて地上から姿を消してしまう
植物たちをスプリングエフェメラル(春の儚い命or春の妖精)
と呼びます。
これまで紹介したフクジュソウ、キクザキイチリンソウ、アズマイチゲ
これから紹介するであろうカタクリ、アマナ、ニリンソウ、エンゴサクなどがそうです。
オオミスミソウ(ユキワリソウ)、オウレンも早春の花ですが、
葉が枯れずに残るので厳密にはスプリングエフェメラルではないでしょうが
そんな堅いことは言わずに、それらを含めてもいいと思います。

さて、今日はそんなスプリングエフェメラルが爛漫に咲く様子をご紹介します。(撮影はすべて3月29日)


キクザキイチリンソウ 紫花中心の群生。
キクザキイチリンソウ群生3




キクザキイチリンソウ 白花と紫花がそれぞれの群落を形成しています。
キクザキイチリンソウ群生2




こちらはアズマイチゲ。
アズマイチゲはあまり密生しないと言いましたが、かなり蜜に群生していました。
フクジュソウもちらほらと入り交じっています。
アズマイチゲ群生1





フクジュソウ群生。
フクジュソウ群生1

キクザキイチリンソウ七変化  

オオミスミソウの多様性を紹介しましたが
キクザキイチリンソウもかなり色の変化があります。
それをご紹介しましょう。




最もよく見られる白花
キクザキイチリンソウ白花





薄い青色のもの
キクザキイチリンソウ薄い青






濃い青色のもの
キクザキイチリンソウ濃い青




少し紫がかったもの
キクザキイチリンソウ紫花2




キクザキイチリンソウ紫花3





青紫色のもの
キクザキイチリンソウ紫花





紫色のもの
キクザキイチリンソウ紫





薄い紫色のもの
キクザキイチリンソウ薄い紫






青と白の共演
(それぞれの色は住み分けていることが多く、このように隣り合って別の色のものが咲いている場面にはなかなか出逢えません)
キクザキイチリンソウ紫と白






最後はとても珍しいピンク花
(薄いピンクのものは時折見かけますが、これほど濃いものは珍しい)
キクザキイチリンソウ ピンク花



いかがでしたか?
これらの色の変化を見るだけでも楽しくて時間はすぐに過ぎていきます。

次々と咲き始めた早春の花々3 オオミスミソウ  

オオミスミソウはユキワリソウと呼ばれ佐渡の早春を代表する花です。
今でもたくさんありますが、島の人に聞くと以前はもっとたくさんあったとのこと。

萼片や蕊の色に変異が多く、地面から直接花茎を伸ばして咲く姿に魅了されます。



ほんのりピンクでしべが白
オオミスミソウ 薄ピンク




薄いピンクでしべも薄いピンク
オオミスミソウ 薄ピンク2




バックシャン(これってもうほとんど死語?)=後ろ姿もいいね!
オオミスミソウ 薄ピンク3




白花でしべがピンク  これは私の好きなタイプ
オオミスミソウ 白花しべピンク2




2枚目の写真同様薄ピンクですが、微妙に違っているのがわかりますか?
オオミスミソウ ピンク





ピンクの濃いタイプ
オオミスミソウ 濃ピンク





紫系のもの
オオミスミソウ 薄紫




濃い紫色のもの
オオミスミソウ 紫


紹介したものはほんの一例で、もっと様々なタイプのものがあります。
オオミスミソウが山野草として人気な理由のひとつがこの多様性。
まだ、佐渡にはたくさん咲いていますが、このまま放置していれば
珍しいものから盗掘され、珍しいものは家の庭か鉢植えでなければ見られない
なんてことになりかねません。

続々と咲き始めた早春の花々2 アズマイチゲ  

アズマイチゲ(東一花)は
キクザキイチリンソウと同じキンポウゲ科イチリンソウ属の花で
一見よく似ているため混同している人も多いようですが、
慣れてしまうと間違えることはありません。

最も見分けやすいのは葉の形ですが
よく似た兄弟や双子でも家族はすぐに見分けられるように、
付き合うほどに全体の雰囲気から見分けられるようになり
車を運転しながらちらりと見ただけでもどちらか判断が付くようになります。


キクザキイチリンソウのように青系の花はなく白花ばかりです。(裏側がほんのりピンクのものもあります)
アズマイチゲ




数株まとまって咲いていることもありますが
アズマイチゲ2



ぽつりと咲いていることもあります。
アズマイチゲ3




このように群生していることは稀で、群生していてもまばらな印象があります。
アズマイチゲ群生





これはキクザキイチリンソウで、写真のように蜜に群生する傾向があります。
比べてみると密度の違いが判ると思います。
キクザキイチリンソウ群生







これまで紹介したフクジュソウ、キクザキイチリンソウ、アズマイチゲの三役揃い踏みです。
ほぼ同時期に咲きますが、こんなに3種がくっついて咲いているのは初めて見ました。
スプリングエフェメラル揃い踏み


明日はいよいよ、佐渡の早春を象徴する花の登場です。

続々と咲き始めた早春の花々1 キクザキイチリンソウ  

フクジュソウやオウレンに続いて
春らしい陽気になり、早春の花々が次々と咲き始めました。

まずは、昨日蕾の状態を紹介したキクザキイチリンソウから



昨日の写真と同じ場所に行ってみると、いくつか咲いていましたが
まだつぼみ状態のものが多く、これからといった感じでした。

< href="http://9987dayori.blog.fc2.com/img/20180325195333365.jpg/" target="_blank">キクザキイチリンソウ1


場所を変えてみることに・・・


内海府を北上していくと、道路端の斜面にもちらほらと咲いているのが見えます。

すると、こんなに咲いている場所がありました。
キクザキイチリンソウ1



しばしここで撮影タイム
キクザキイチリンソウ2



思った以上にたくさん咲いていました。
キクザキイチリンソウ3



まるでこちらを向いて微笑みかけているよう。
キクザキイチリンソウ4


さらに北上していくと・・・続くはまた明日

雨に俯くキクザキイチリンソウ  

オウレンやエンレイソウが咲く場所にキクザキイチリンソウ(キクザキイチゲ)も自生していましたが
こちらは、晴れていないと咲かないのでうつむいたままでした。


虫が来ることがあまり期待できない雨の日に花を閉じておくのは
無駄なエネルギーを使わなくて済む合理的な戦略ではあるわけで
雨の日の過ごし方もそれぞれあっていいわけです。




キクザキイチリンソウの白花
キクザキイチリンソウ蕾2




ウラベニイチゲはイチリンソウの別名ですが
キクザキイチリンソウ(白花)にも萼片の裏がピンク色のものが稀に見られます。
キクザキイチリンソウ蕾6




キクザキイチリンソウの紫花にエンレイソウを添えて
キクザキイチリンソウ蕾5




紫花、この蕾はまだ堅そうですが、晴れたらすぐに咲くことでしょう。
キクザキイチリンソウ蕾4




雨中に咲いていた花は?  

オウレンと共に雨でも咲いていた花は?



芽が出たばかりですが、何かわかりますか?

この写真で分かればなかなかの植物通ですね。
エンレイソウ芽出し







三枚の葉が開くと蕾が顔を出します。
野草好きならここで分かってほしいなあ。
エンレイソウ蕾







中には葉が開ききらないうちから花が開いているものも。
葉も三枚、花弁も三枚。
エンレイソウ3






ここまで開けばもうわかりますね。
そうです。エンレイソウです。
エンレイソウ1





すっかり葉を開いて伸びをしているようなものもありました。
あずき色の花は地味ですが、なかなかフォトジェニックです。
エンレイソウ2



明日は、やっぱり咲いていなかった雨が苦手な花を紹介します。

雨中に咲くオウレン  

昨日は一日中雨
今朝も雨でしたが、次第に空が明るくなってきたので
雨上がりを期待して撮影に出かけました。

早春に咲く花はほとんど晴れの日に花を開き雨や曇りの日は閉じてしまいます。
雨でも開いているオウレンを撮影することに決めてその場所へ直行しました。


咲いていましたよ、オウレン(黄連)。
葉の切れ込みが菊の葉に似ているので正確にはキクバオウレンと言います。
(ちなみに広島に自生するのは葉の切れ込みが深いセリバオウレンで別種)
雌雄異株で雄花と両性花があり、写真では中央が雄花、右に写っているのが両性花です。
 キクバオウレン1




純白の花がなんとも美しい!(右下が両性花で雌しべがあります)
キクバオウレン3




あまりにも小さいので、咲いていることに気が付かない人も多いと思いますが
近づいて見ればこんなに繊細で美しいのです。(これは雄花)
キクバオウレン4




さらに近づいて撮影。
ため息が出るほど美しいと思う私。
キクバオウレン2




開いていたのはオウレンだけではありませんでした。
その花は?・・・明日お届けします。 

ふきのとう  

フキノトウがそこら中に顔をのぞかせています。
20日はあいにくの雨模様でしたが、フキノトウにはその方が瑞々しくていい感じ。
撮影には食べごろを少し過ぎたものがいいですね。


家のすぐ傍にこんな感じで咲いています。
咲いていると言っても、花としてはまだ蕾でもう少し後に満開になりますが
そのころにはもう見向きもされなくなるでしょう。
さらに薹(とう)は伸びて、やがて綿毛となり風に乗って遠くまで種を飛ばします。
フキノトウ2




あえて採る人はいませんがこれくらいになっても柔らかくてまだまだ食べられます。
フキノトウ3




絵になる一塊のフキノトウ
フキノトウ


少し採取して天ぷらにすると口の中にほろ苦い春の味と香りが広がりました。

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