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 写真だより 佐渡発&広島発

 野草や風景を写真で綴るブログです

佐渡で見られない花 イブキトラノオ  

「佐渡で見られない花」

45回目はイブキトラノオです。


イブキトラノオ(伊吹虎の尾) -タデ科-
(花期:7~8月)

北海道から九州の山地帯から高山帯の
日当たりのよい草原によく群生します。

名まえは滋賀県伊吹山に多いことから。
花穂の形を虎の尻尾に見立てています。
(撮影地:広島県)
イブキトラノオ2





夏らしい入道雲をバックに撮影してみたら
いい具合にハナバチが飛んでくれました。
イブキトラノオ4




本家伊吹山にも見劣りしない吾妻山の見事な群生。
イブキトラノオ3








ブログを更新する環境にないので春までしばしお休みします。3月半ばには再開する予定ですので引き続きよろしくお願いします。




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佐渡で見られない花 ダイセンクワガタ  

「佐渡で見られない花」

44回目はダイセンクワガタです。


ダイセンクワガタ(大山旗竿) -ゴマノハグサ科-
(花期:5~6月)

草丈は20㎝ほどで日本固有種。名まえは、鳥取県の大山で発見されたことから。
ミヤマクワガタの一変種とされ萼裂片が尖らないことなどの違いがありますが、
特にこれを区別しない見解もあります。高山の砂礫地や岩場に生えます。
(撮影地:鳥取県)
ダイセンクワガタ4




大山では普通に見られますが、中国山地の山では稀です。
ダイセンクワガタ2




花弁の紫色の筋と2本の長い雄しべが目立ちます。
ダイセンクワガタ7





佐渡で見られない花 ミヤマヨメナ  

「佐渡で見られない花」

43回目はミヤマヨメナです。


ミヤマヨメナ(深山嫁菜) -キク科-
(花期:5~6月)
数少ない春に咲く野菊のひとつ。
これまで紹介してきた植物には
文献上は佐渡に自生する種も
少なからずあり、本種も佐渡に
自生の記録があります。

本種の園芸種が「ミヤコワスレ」で
これは、佐渡でもお寺の境内などで
何度か見かけました。
ミヤコワスレには濃い紫やピンク
などの色変わりがありますが、
自生種は淡青紫色です。

(撮影地:広島県)
ミヤマヨメナ3





これは、県北の登山道で撮影したもの。
この時季、この風景が見たくて訪れる人
もいますが、知る人ぞ知ると言った感じで
さほど多くの人を見かけることはありません。
ミヤマヨメナ1




まさにミヤマヨメナロードです。
ミヤマヨメナ6






山からの帰り道に別の場所で見つけた群生です。
ミヤマヨメナ4
凄い群生ですが、広島県でもそんなにたくさん見られるわけではありません。





ミヤマヨメナ5


佐渡で見られない花 ササユリ  

「佐渡で見られない花」

42回目はササユリです。


ササユリ(笹百合) -ユリ科-
(花期:6~7)

西日本にササユリ、東日本にヤマユリ
清楚なササユリ、豪華なヤマユリ
日本を代表する二種のユリ

越後には自生するようですが
佐渡には自生していません。
佐渡はヤマユリばかりです。

(撮影地:広島県)
ササユリ3




淡いピンクの花と漂う芳香に気品を感じます。
ササユリ1


 

梅雨時の花で雨も似合います。
ササユリ2


最近は非常に少なくなり、管理地以外では
ほとんど見かけなくなってしまいました。
かなしいですね、さみしいですね。



さらに希少なのはヒメユリ。
これはもう広島県では風前の灯です。
この山もヒメユリが咲く山として名が知れ
これを見に登山する人が多い。
見るだけ撮るだけならいいのだけれど…

ヒメユリ(姫百合)

ヒメユリ

佐渡で見られない花 シライトソウ  

「佐渡で見られない花」

41回目はシライトソウです。


シライトソウ(白糸草) -ユリ科-
(花期:5~7月)

白い糸を束ねたような花の姿が名の由来です。
(撮影地:広島県)
シライトソウ




梅雨時のむしむしする中でこの花を見れば
幾分涼しく感じることができるでしょうね。
シライトソウ2




瓶を洗うブラシのような花穂と喩えた解説も
ありますが、それではちょっと味気ない。
シライトソウ4




雨に濡れれば、えも言われぬ美しさ。
洗った後のブラシなんて言わないで!
シライトソウ5













佐渡で見られない花 アカモノ  

「佐渡で見られない花」

40回目はアカモノです。


アカモノ(赤物) 別名:イワハゼ(岩黄櫨) -ツツジ科-
(花期:5~7月)

北海道、本州(主に近畿以北の日本海側)、四国の
低山帯〜亜高山帯の日当たりのよい場所に生える
とされますが、中国山地の1000mを超える場所にも
わずかに自生しています。高さは10〜30cmです。

(撮影地:広島県)
アカモノ2




花は白〜淡い桃色で6〜8mmの釣鐘形で、
縁が小さく5裂し、軽くカールしていて可愛い。
萼が鮮やかな赤色で、とってもお洒落です。
アカモノ3




花の後、萼が成長して実を包んで
食用になり、甘みがあっておいしい。
赤い実から赤桃(アカモモ)と呼ばれ、
訛って「アカモノ」になったようです。
アカモノ実

昨日紹介したツガザクラやこのアカモノのように
小低木で小さな釣鐘状の花を咲かせるツツジ科
の植物のほとんどは高山帯に咲く所謂高山植物
が多い中で本種は比較的低山まで自生するので
中国山地でも見ることができます。それでも近年の
温暖化傾向では中国山地で見られなくなるかも。



佐渡で見られない花 ツガザクラ  

「佐渡で見られない花」

39回目はツガザクラです。


ツガザクラ(栂桜) -ツツジ科-
(花期:6~8月)

ツガザクラはいわゆる高山植物で
中国地方の自生は大山だけです。
つまり、大山が自生の南限です。

昨日のコイワカガミと一緒にこんな感じで咲いています。

(撮影地:鳥取県)
コイワカガミとツガザクラ



大山でも自生するのは標高1500m以上の急斜面の岩場。
人を寄せ付けない厳しい環境が好みのようですね。
ツガザクラ1






見事なコイワカガミとツガザクラの共演です。
コイワカガミとツガザクラ2


佐渡で見られない花 コイワカガミ  

「佐渡で見られない花」

38回目はコイワカガミです。


コイワカガミ(小岩鏡) -イワウメ科-
(花期:5~7月)

生育地によって大きさに変異があり、コイワカガミ、イワカガミ、
オオイワカガミという名があてられいますが、中間型が存在し、
変異も連続的なので、区別できないという見方もありますが、
ここは敢えて区別することにしました。広島県北の中国山地に
自生するコイワカガミと佐渡に自生するオオイワカガミと比較
すればその違いは一目瞭然だからです。

(撮影地:広島県)
イワカガミ1



花が白っぽいもの
イワカガミ3





大山、コイワカガミの大群生
(撮影地:鳥取県)
コイワカガミ1



高山植物然としていますね
コイワカガミ4




コイワカガミ3





佐渡のオオイワカガミ
オオイワカガミ1

写真では違いが分かりにくいですが、 
   
            コイワカガミ        オオイワカガミ
葉の直径       5㎝前後           10㎝前後
花の数         5個未満           10個余り
葉の鋸歯     細かく目立たない      はっきりしている
分布       主に高山帯       主に日本海側多雪地帯

等の違いがあります。百聞は一見に如かず
チャンスがあれば、実物で確認してください。

佐渡で見られない花 イワウチワ  

「佐渡で見られない花」

37回目はイワウチワです。



イワウチワ(岩団扇) -イワウメ科-
(花期:4~5月)

本州の中国地方以北に分布するイワウチワ。
広島県に自生地はなく隣の岡山県が南限。
(撮影地:岡山県)
イワウチワ4




葉が円形で大きく、団扇に似ていることが名の由来。
イワウチワ6




可憐な花で、いつもときめきながら撮影します。
イワウチワ5




花弁の縁のフリルが可愛いですね。
イワウチワ3




佐渡には自生しませんが越後には自生します。
(撮影地:新潟県)
イワウチワ越後



佐渡で見られない花 マムシグサ  

「佐渡で見られない花」 

36回目はマムシグサです。


マムシグサ(蝮草) -サトイモ科-
(花期:5~6月)

一般的にサトイモ科テンナンショウ属の総称として
「マムシグサ」と呼ぶことがありますが、マムシグサ
という種があり紛らわしい。スミレ科の総称としての
スミレと、スミレという種を表すのと同じです。

さて、佐渡に自生するテンナンショウ属はウラシマソウ、
コウライテンナンショウ、ヒロハテンナンショウの三種。

今日紹介するのはテンナンショウ属の中のマムシグサ。

(撮影地:広島県)
マムシグサ2




苞(仏炎苞)は紫褐色で白線があり、とってもお洒落。
マムシグサ1


苞が緑色のものをアオマムシグサと言います。
この撮影場所ではアオマムシグサばかりで、
マムシグサはこの一株だけでした。


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