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 写真だより 佐渡発&広島発

 野草や風景を写真で綴るブログです

近所歩きの花 ハハコグサ  

近所歩きの花


ハハコグサ(母子草) -キク科-  

春の七草のごぎょう(御形)は本種のこと。
名まえの由来は、白い綿毛に覆われた茎や葉のうえに、小さな花が集まって咲く姿が
母親が子供をやさしく抱くように見えるためという説があります。

花言葉「いつも想っています、忘れない、無償の愛」は、
母親の子どもに対する気持ちをあらわしたものでしょう。
ハハコグサ1


丈が30㎝ほどある個体。
ハハコグサ2


花は黄色で、山には花が白いヤマハハコが自生します。
里にハハコグサ、山にヤマハハコ、高山にウスユキソウと
近い仲間が住み分けています。
ハハコグサ3


こちらは丈が10㎝ほどの個体。
ハハコグサ4


ベニシジミが止まっていました。こんな時、慌ててはいけません。
まずカメラを三脚から外し、手振れを防ぐため感度を上げて
連写設定にしてファインダーをのぞきながらゆっくり近づきます。
経験上、顔を近づけるよりカメラを近づけた方が逃げないようです。

まずは、離れた位置から一回目を撮影。
ベニシジミ1


少し近づいて、2回目を撮影。
ベニシジミ2


さらに近づいて、3回目を撮影。
ハハコグサとベニシジミ

このように撮影するのは…
いきなり近づいて3枚目の写真のように撮ろうとすると、
逃げてしまって一枚も撮影できなかったという失敗を防ぐためです。

この後、少し構図を変えて…とカメラを動かした拍子に飛んでいきました。
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近所歩きの花 ドクダミ  

近所歩きで撮影した花です。(6月26日)


ドクダミ(蕺) -ドクダミ科- 

近所の杉林の林床に大群生しています。
独特の臭いがあり、これだけ群生していると近くを通っただけで臭います。
ドクダミ1


シダとフキを入れて写しています。
ドクダミ3


ウラシマソウの葉を入れてみました。
ドクダミ4

明日も近所歩きです。

近所歩き トウグミ  

庭のトウグミが赤く色付いています。

トウグミ(唐茱萸) -グミ科- 

今年はたくさんの実を付け、ヒヨドリなどがたくさんついばんでいます。

写真の技術的なことを言えば、まずきれいな実が密に揃ったところを探し
メインになる実を決めて、やや下から見上げるようにカメラをセットします。
さらに、メインの実と後ろの実が重ならないようにカメラ位置を微調整し、
後ろの実の形が分かるように、やや絞り込んで撮影しました。
ナツグミ1


以下は、雨が降った直後です。

二つの水滴にピントが合う位置からねらい、前ボケの実の位置にも配慮しながら
うっかり葉や枝に触れて水滴が落ちないように注意しつつカメラ位置を微調整して撮影。
ナツグミ2


ボケた実の位置に配慮しながら、一つの実に狙いを絞り、
絞りを開放気味にしてイメージを重視した写真にしました。
ナツグミ3


実の並びから縦位置を選択して撮影。
ナツグミ4


今にも落下しそうな水滴を付けた実を見つけたので、
余分な情報を排除して、ボケた実が重ならないように
すばやくカメラの位置を決めて撮影しました。
水滴が落ちてしまっては元も子もないので、
カメラを三脚から外し機動力重視で手持ち撮影。
ナツグミ5



明日も近所歩きで撮影した花です。

浜で見つけた造形美 つづき  

浜で見つけた造形美の続きです。


6番バッターは・・・

スナビキソウ(砂引草) 
[特定のファンを引き付ける魅力を持つバッター]

渡りをする蝶、アサギマダラが好んで吸蜜します。
流木とのコラボレーションが美しいですね。
スナビキソウ




7番バッターは・・・

コウボウムギ(弘法麦) 
[文武両道、字のうまさは弘法大師並み?]

これも匍匐茎をのばして増えますが、写真からではよくわかりません。
コウボウムギ3


この形を弘法大師の筆に喩えたのかと思ったらそうではないらしい。
コウボウムギ1


横から撮って海を入れてみました。
コウボウムギ2




8番バッターは・・・

ハマボウフウ(浜防風) 
[よき女房役のキャッチャー]

新芽が山菜として利用され、栽培もされています。
刺身のつまとして添えられているのを見たことありませんか?
[つま女房を掛けてみました]
ハマヒルガオとハマグルマがちょっかいを出しています。
ハマボウフウ




ラストバッターは・・・

ハマナス(浜茄子・浜梨)
[大きく実るか、旨味のある技巧派ピッチャー]

花はほぼ終わり、実が色づき始めていました。
熟した実は食べられますよ。
一輪だけ残り花があり、よいアクセントになりました。 
ハマナス




ピンチヒッター(代打)は・・・

波の跡 
[彼の一発で、観客のウェーブが起きるか]

寄せては返す波が砂の上に創り出した造形は
大波が来ると一瞬になくなってしまう刹那の美
波の跡


二日間、[浜の打線]を楽しんでいただけたでしょうか?



それにしてもカープ打線はどうなっているのでしょう。
交流戦に入った途端に打てなくなってしまいました。
ピッチャーも抑えが打たれて逆転負けやエラーでの失点など
後味の悪い試合が多かったのが気がかりです。
交流戦も終わったので、また心機一転頑張ってもらいたいものです。

浜で見つけた造形美  

蓮華峯寺に行ったついでに近くの素浜海岸に下りてみました。

海岸の花も今はほとんど咲いていません。
花が咲いていないからこそ目についたものがあります。

それは、海岸の植物が創り出した造形美です。

砂浜の植物の多くが匍匐茎(ストロン)や走出枝(ランナー)や地下茎を
伸ばして線上に並び、植物の種類によって様々な模様を創り出します。
今回はそんな植物の造形にこだわって撮影してみました。

浜の植物の多彩なラインナップ[浜の打線]をお楽しみください。



トップバッターは・・・

ハマグルマ(浜車) 別名:ネコノシタ(猫の舌) 
[直線状に伸びた走出枝(ランナー/Runner)が足の速さを物語る]

見ただけでは、なぜ「猫の舌」なのかわかりませんが
葉を触ってみるとわかります。(ただし猫の舌の感触を知っていれば)
四方八方に匍匐茎をのばしているようすがよくわかりますね。
ハマグルマ2


島状に美しい造形美を創り出して、まるで瀬戸内の多島美のよう。
ハマグルマ1




2番バッターは・・・

ハマニガナ(浜苦菜) 
[苦み走った癖のあるバッター。小技も得意]

花が咲いていてもいい時期ですが、葉はたくさんあっても花はほとんど見当たりませんでした。
ハマニガナ4


私のイニシャル『N』に見えたので迷わず撮影
ハマニガナ2


コウボウムギとの取り合わせ。よい点景になっていますね。
ハマニガナとコウボウムギ


葉の形も特徴的です。
ハマニガナ5


風に運ばれた砂を被って、それが良いアクセントになっていました。
ハマニガナ3




3番バッターは・・・

ハマヒルガオ(浜昼顔) 
[努力が実になって、3番に抜擢]

花が終わり実になっています。
ハマヒルガオ3


少しアップにすると
ハマヒルガオ


花がない分、葉の造形が強調されます。
ハマヒルガオ1


花が残っているものがありました。
ハナニガナもよい脇役になっています。
ハマヒルガオ2




4番バッターは・・・

ハマゴウ(浜栲) 
[豪快なスラッガー、木製バットがうなる]
 
群落の真ん中できれいに並んだハマゴウ
ハマゴウ1


こちらは群落の端でさらに広がろうとする若木(ハマゴウは草ではなく木)
ハマゴウ2



『浜の打線』 1~4番の揃い踏み
浜の4種





5番バッターは・・・

アメリカネナシカズラ(亜米利加根無蔓) 
[チーム唯一の外国人、絡みの強いバッター]

名まえからもわかるように外来種です。
釣り糸が絡んでいるかのように見えますが
これでもれっきとした植物です。
葉緑素を持たず、葉は退化し、他の植物に絡んで寄生して成長します。
絡まれたハマゴウも葉を赤くして勘弁してくれと言っています。
ハマゴウ3


こちらはハマニガナに絡んだもので、葉が枯れて茶色く変色しています。
アメリカネナシカズラ1



ここで、この回終了!
続きはまた明日!

蓮華峯寺のアジサイ  

あじさい寺で知られる蓮華峯寺へ行ってきました。(6月24日)

着くとすぐに、アジサイに囲まれた八角堂が目に入ります。
蓮華峯寺2


蓮華峯寺1



境内にはおよそ7000株のアジサイがあると言います。
蓮華峯寺3

まだ蕾のものが多く、あと一週間で見頃になるでしょう。
アジサイ1



池にはスイレンが咲いていました。
スイレン1


白とピンクがありました。
スイレン2


望遠レンズに替えて撮影していると、アブがたくさん飛んでいることに気づき、
アブを撮影することにしました。
スイレン3


ホソヒラタアブ(体長1㎝ほど)と思われます。
スイレンとアブ1


このアブはホバリング(空中静止飛行)が得意で、
マニュアルでのピント合わせに協力してくれました。
スイレンとアブ2

アジサイよりもスイレンよりもアブの撮影に一番時間を費やしてしまったのでした。

イチヤクソウに逢いに行く  

別の場所へイチヤクソウに逢いに行ってみました。(6月22日)

その場所は『世阿弥の歩いた道』で、中部北陸自然歩道の一部になっています。
佐渡に配流された観世元清(世阿弥)が歩いたとされる道で、途中の笠取峠にはこんな看板があります。

笠取峠看板

『都にも聞こえし名どころなれば・・・』とはにわかに信じられないような山の中のひっそりとした峠です。

世阿弥はこの後立ち寄った『長谷寺』でも
『故郷にも聞こえし名仏なれば…』と書き記しています。

流される前から佐渡の笠取峠や長谷寺を本当に知っていたのでしょうか?
ここからは私の推測です・・・

京都(都)にも笠取山があり、その名を私(世阿弥)は知っている。
奈良(故郷)にも長谷寺があり、その名を私は知っている。
どちらも名の通った山、寺であり、縁のある場所。
よく聞き知っている名が佐渡にもあったと、懐かしく思って
そのように書き記したのではないか・・・

と思うのです。




イチヤクソウはと言うと・・・
ありましたよ、たくさん。ざっと数えて200株以上、ちょうど見ごろでした。
ウメガサソウもありましたがこちらはすっかり終わっていました。


イチヤクソウ(一薬草) -ツツジ科- 

雨上がりの無風で、しっとりといい感じに撮れました。
イチヤクソウ1


手前の花に近づいて・・・
ウメガサソウと違い、花茎にたくさん花をつけるので見ごたえがあります。
イチヤクソウ2


上から見下ろすように撮ってもいいですね。
イチヤクソウ3


遊歩道の真ん中に咲いていて、油断すると踏みつけてしまうほどです。
いい雰囲気の遊歩道なんだけど、歩く人が少ない証拠ですね。
イチヤクソウ4


この時季は花が少なくて、イチヤクソウのほかに目立っていたのは・・・


キクバオウレン(菊葉黄連) -キンポウゲ科- 

キクバオウレン1

花ではなく果実ですが、フォトジェニック。
渋い色合いもいいです。
キクバオウレン3





ウメガサソウに逢いに行く  

ウメガサソウが咲いているのではないかと杉池に行ってみました。


ウメガサソウ(梅笠草) -ツツジ科- 
草と名が付いていますが、丈が10㎝ほどの木です。
小さくても、なるほどこいつは木だなあと思わせる雰囲気を持っています。

最初に見つけたのはまだ蕾でした。
去年の果実がまだ残っています。
ウメガサソウ2


別の株もまだ蕾
ウメガサソウ1


数日後にまた出直そうかと諦めかけた時、
やっと開花したものを見つけました。
梅に似て、下向きに咲く様子を笠に見立てた名まえ。
下向きなので、カメラを地面近くにセットしても花の中が見えません。
ウメガサソウ4


諦めずに探してみるものです。
斜面の上に咲いているものがあったので、中まで写すことができました。
梅の花を思わせる可愛い花ですね。
ウメガサソウ3

できれば同じ仲間のイチヤクソウも撮影したかったのですが
まだ蕾で、開花したものがなかったので今回はおあずけです。




ツクバネソウ(衝羽根草) -ユリ科- 
もう花は終わっていてもいい頃なのにきれいに咲いているものがありました。
ツクバネソウ



エンレイソウ(延齢草) -ユリ科- 
一方、こちらはすっかり実になっていました。
エンレイソウ2


延齢と名が付きながら毒草とされますが
食べる地域もあると言います。
黒く熟した実は食べられます。
エンレイソウ

ドンデンにて  

コハマナスを撮影した日にドンデンで撮影した花です。

まずは木の花から


ツルアジサイ(蔓紫陽花) -アジサイ科- 
遠目にはイワガラミ(6月14日にUP)と似ていますがこちらはアジサイです。
ツルアジサイ3


イワガラミの装飾花が1枚なのに対して
装飾花が4枚でアジサイだとわかります。
ツルアジサイ2



ハクサンシャクナゲ(白山石楠花) -ツツジ科- 
白山の名が付くように高山型のシャクナゲです。
花は大きくて見栄えがするのですが、開くとすぐに傷んでしまって
なかなか絵にならないので、蕾を撮影しました。
ハクサンシャクナゲ



ドンデン山荘駐車場に脇に咲いていた小さな花
名前が分かりません。→調べたらマユミの花だとわかりました。
不明



ナワシロイチゴ(苗代苺) -バラ科- 
雑草のように見える低木。
赤紫色の花は目立ちますが、平開しないので蕾のように見えます。
ナワシロイチゴ1


どうにかフォトジェニックに撮れないものかと試行錯誤。
いいところを切り取ってみますが見栄えがしません。
ナワシロイチゴ2


いっそのことアップで写してみたら意外に美しく撮れました。
ナワシロイチゴ3




続いて草の花

ヤグルマソウ(矢車草) -ユキノシタ科- 
矢車の形をした小葉5枚で一枚の葉。
直径は大きいもので50㎝ほどになります。
園芸種のヤグルマギクをヤグルマソウと呼ぶこともあるので
混同しないよう注意が必要ですね。
ヤグルマソウ




ズダヤクシュ(喘息薬種) -ユキノシタ科- 
下から咲き上がっていくズダヤクシュもほとんどが実になっています。
ズダヤクシュ1

種が入った鞘も絵になります。
ズダヤクシュ2



最後は

ギンリョウソウ(銀竜草) -ツツジ科- 
古い分類体系では、イチヤクソウ科やシャクジョウソウ科に分類されていましたが
新しい分類体系(APG体系)ではツツジ科に分類されています。
見た目では、ツツジ科と言われてもピンときません。
後日紹介するイチヤクソウの方がまだわかる感じがします。
シャクジョウソウ科と言われたら最もしっくりくるのですが・・・

新しいAPG体系は外観上の特徴でなく遺伝子レベルでの分類なので
見た目に似ていなくても同じ科に分類されることはありえます。

難しい話はこれくらいにして、
この奇妙な外見からユウレイタケの別名がありますがキノコではありません。
葉緑素を持たず周囲の樹木と根菌を形成して共生しそこから栄養を得ています。
ギンリョウソウ

雨上がりは撮影日和  

雨上がりで風がなければ撮影のチャンス。
水滴は、いつもは撮影しないような被写体にも
レンズを向けたくなる不思議な力を持っています。


スズメノカタビラ(雀の帷子) -イネ科- 
これぞ水滴の魔術
スズメノカタビラ


ハナヒリノキ(嚏の木) -ツツジ科- 
葉に付いた水滴に目を奪われました。
毒があり、これを乾燥して粉にして肥溜めの蛆殺しに使ったそうです。
はなひり(嚏)とはくしゃみのことで、この粉を吸い込むとくしゃみが出ることから。
ハナヒリノキ葉


目立たない花も水滴で着飾っていました。
ハナヒリノキ1


5㎜ほどの小さな花ですがアブやハチがブンブンとうるさいくらい、さかんに吸蜜していました。
小さくてもよく見ると可愛い花ですね。
ハナヒリノキ2




ミヤマナルコユリ(深山鳴子百合) -ユリ科- 
葉や茎にはいっぱい水滴が付いていましたが
花に水滴が付かないのは葉の下に隠れるようにぶら下がるから。
ミヤマナルコユリ



ヤマオダマキ(山苧環) -キンポウゲ科- 
日当たりの悪い場所に咲くものは色が薄い傾向があります。
ヤマオダマキ



レンゲツツジ(蓮華躑躅) -ツツジ科- 
花弁は散っていましたが、残った花柱に付いた水滴が素敵でした。
ただ、不覚にも少しピントを外してしまいました。残念!
レンゲツツジ



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