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 写真だより 佐渡発&広島発

 野草や風景を写真で綴るブログです

里の花5 ツユクサ  

里の花5


ツユクサ(露草) -ツユクサ科- 

色といい、形といい、これほど美しい花はあまりない。
しかし、どこにでもあるからわざわざ観賞する人はいない。

このブルーの美しさといったら、なんと表現すればよいのでしょう。
ツユクサ3


露と消えるようにすがれるはかなさにも心惹かれます。
ツユクサ2


横顔もいいですね。
ツユクサ4



もちろん正面も
ツユクサ5


二つの花の両方にピントが合うように数センチカメラを低くしたら、背景もすっきりして一石二鳥。
このようにマクロ撮影では、数センチ、数ミリの違いで写真の印象が変わります。
ツユクサ6
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里の花4 ヒルガオ  

里の山4 

ヒルガオ(昼顔) -ヒルガオ科- 

春の七草は、食べて無病息災を祈るもの
それに対して
秋の七草は、観て愉しむものです。

秋の七草のは万葉集に収められている山上憶良の2首の歌が始まりと言われています。

「秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花」
「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」

一首目で秋の野に咲く花が七草あると歌い
二首目で、その答えを歌っています。
つまり、ハギ(萩)、ススキ(薄)、クズ(葛)、ナデシコ(撫子)、
オミナエシ(女郎花)、フジバカマ(藤袴)、アサガオ(朝顔)の7種です。

ここで問題になるのが朝顔
文字通りアサガオという説もありますが、現在はキキョウ説が有力です。
また、ムクゲという説、そして、今回紹介するヒルガオという説もあります。

佐渡では、キキョウは自生するもののその数は極端に少ないようで
私はこれまでの6年間で、庭先など人が植えたと思われるものは見ていますが
純粋に自生と思われるものには出逢っていません。
なので、佐渡の秋の七草にはヒルガオを入れておきたいと思います。
同様にオミナエシも人為的に植えられたと思われるものしか見たことがなく、
代わりにオトコエシがたくさん見られます。大佐渡の尾根にはオミナエシの仲間のマルバキンレイカが見られます。
また、フジバカマは佐渡に自生せず、同じ仲間のヒヨドリバナ、ヨツバヒヨドリは見られ、これらをフジバカマと呼んでいます。

ということで、佐渡の秋の七草は

ハギ、ススキ、クズ、ナデシコ、オトコエシ、ヨツバヒヨドリ、ヒルガオ
ということにしたいと思います。(全くの私見ですが)


前置きが非常に長くなってしまいましたが、佐渡の秋の七草のひとつヒルガオです。
ヒルガオ1


こんな感じで佐渡の花野を彩ってます。
ヒルガオ2


秋の七草はどれも初秋に花を咲かせ
これらの花を見かけては、「秋が来たなあ」としみじみ感じたのでしょう。
ヒルガオ3

里の花3 ナツズイセン  

里の花 3


ナツズイセン(夏水仙) -ユリ科- 

ナツズイセンもタカサゴユリと同じように人里で見かけ、
ときどき、庭に植えられているのも見かけます。
ヒガンバナに似ていますが、花の色はピンク。
また、ヒガンバナのような大群生は見かけません。
ナツズイセン1


ナツズイセンが咲くころには夏はもう盛りを過ぎています。
ナツズイセン3



ほぼ一か月後に彼岸花が咲きます。
ナツズイセン2

里の花2 タカサゴユリ  

里の花2


タカサゴユリ(高砂百合) -ユリ科- 

この百合を見かけるのは人家に近い場所ばかり。
それは石垣の隙間、生け垣の間、庭の隅などで
植えたり、特に手入れをしたりしているわけでもない。
タカサゴユリ2


庭の隅に群生しているもの。
植えたわけではないだろうにこんなに咲いています。
手入れはしないものの草刈りでは刈り残されます。
タカサゴユリ1


種を飛ばしてどこへでも広がればよいと思うのに
人の気配がない場所で見かけないのは不思議です。
タカサゴユリ3

里の花1 コバギボウシ  

里の花 1

コバギボウシ(小葉擬宝珠) -ユリ科- 

オオバギボウシよりかなり葉が小さい
日当たりのよい湿った場所に生える。

オオバギボウシの若葉はウルイと呼ばれ
山菜となり、栽培もされる。

コバギボウシの方がおいしいと伊藤邦男著『佐渡の花』に
書いてあるが、山菜として食べられるほど多くはない。

コバギボウシ1



花はオオバギボウシより濃く、花弁に紫の筋が入る。
コバギボウシ3



コバギボウシ2

妙見山 秋の花 4  

妙見山秋の花4

ツルニンジン(蔓人参) -キキョウ科- 

同じキキョウ科のツリガネニンジン同様に根が太く
これが高麗人参の根に似ていることから付いた名まえで
実際に根は食用になり韓国ではキムチや揚げ物、和え物にするらしい。
毎年どこかで撮影していますが、いざねらって撮影しようとしても見つからず
偶然出会うということが多い。今回もそのような出逢いでした。
ツルニンジン



コバノフユイチゴ(小葉の冬苺) 別名:マルバフユイチゴ(円葉冬苺) -バラ科- 

同属のフユイチゴの実は冬に熟しますが、
本種は8~9月に熟します。
マルバフユイチゴ




ヤマトリカブト(山鳥兜) -キンポウゲ科- 

早くも咲いていました。まずは第一報と言うことで、
後日改めて紹介することになると思います。
ヤマトリカブト



ウメバチソウ(梅鉢草) -ニシキギ科- 

こちらもまずは第一報。
とにかく蕾が可愛い花です。
晩秋まで咲いているのでまた紹介いたします。
ウメバチソウ

妙見山 秋の花 3  

妙見山秋の花3

チョウジギク(丁字菊) -キク科- 

花柄が長く、白い毛が密集していて花は舌状花はなく
筒状花だけなので、独特の風貌をしています。
高山に咲くウサギギクに近い仲間だと言いますが
見た目ではウサギギクとはかなり違います。

妙見山の一ヶ所でしか見たことがありません。
ドンデンから縦走すれば、他の場所にもあるかもしれませんが
この時季縦走をしたことがないのでわかりません。
チョウジギク


吸蜜するイカリモンガ
前翅のオレンジ色の模様が錨の形をしています。
イカリモンガ

妙見山 秋の花 2  


妙見山秋の花2

ミヤマコゴメグサ(深山小米草) -ハマウツボ科- 

高山から亜高山帯に分布する高山植物でありながら
佐渡では900mほどのザレ場で見ることができます。
ミヤマコゴメグサ1



米粒とは言わないまでも小さな白い花が可愛いですね。
ミヤマコゴメグサ2

妙見山 秋の花 1  

ミヤマウズラ(深山鶉) -ラン科- 

小佐渡の杉池でミヤマウズラを撮影しようと2回足を運んだのですが、
まだ蕾が固くて撮影できませんでした。おまけにヒルの洗礼を受け、
戦意を喪失してしまい、その後は行かずじまい。

当てがあった訳ではなく、妙見山のおしん林を歩いたら、いいのがありました。
ミヤマウズラ1


濃緑色の地に白い網目状の斑が入り、この様子がウズラの羽の模様に似ていることが名前の由来。
模様には個体差があり、美しいものは「錦蘭」と呼ばれ珍重されるようです。
上の写真の個体は模様があまりありませんが、下の写真のものは「錦蘭」と言っていい個体かもしれません。
ミヤマウズラ4




妙見山で撮影した同じ日、家から10分ほどの場所でも見つけました。
「深山」と名が付きますが低地の林床にも自生しています。
ミヤマウズラ3


口を開けてこちらに飛んでくる鳥のように見えて滑稽な感じがします。
ミヤマウズラ2

初秋の花  

台風10号が通過してから最高気温が30度を割り
最低気温も25度を割るようになりました。
最近撮影した初秋の花をお届けします。



ハンゴンソウ(反魂草) -キク科- 

春の若い芽が山菜になるハンゴンソウが
こんなに大きくなって花を咲かせています。
ハンゴンソウ3


花を見ればキク科であることは一目瞭然です。
例年なら蝶がたくさん舞っているのですが
今年は蝶がとても少ないように感じます。
ハンゴンソウ




コマツナギ(駒繋ぎ) -マメ科- 

珍しい植物ではありませんが、佐渡に来て6年目にして初めて撮影しました。
茎が丈夫で馬を繋ぐことができるという意味の和名ですが、
1mに満たない小低木で、茎の太さも1㎝ほど、
いくらしっかり繋いでも、
大抵の馬は根こそぎ持っていってしまうでしょう。
持っていかないまでも、マメ科なら、
繋いでいる間にすっかり食べてしまうに違いありません。
コマツナギ





オトコエシ(男郎花) -オミナエシ科- 

オミナエシ(女郎花)に似て、全体に太く、毛深く、葉も大きいことから男郎花
オトコエシ



ウド(独活) -ウコギ科-
山菜として有名なウドも、花が咲くころには「独活の大木」と言われるように大きくなる。
図体は大きいが食用にはならず、草なので木材の価値もないことからそのようなことわざが生まれたようです。
先端近くに止まっているのはサカハチチョウ。
ウド

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