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 写真だより 佐渡発&広島発

 野草や風景を写真で綴るブログです

すみません。  

所用のため、ブログの更新が不定期になります。11月27日から1月31日まで広島県で写真展を開催します。改めてご案内致します。
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深まりゆく秋の花 ノコンギク  

ノコンギク(野紺菊) -キク科- 

野菊と言って思い出すのが『野菊の墓』
「民さんは野菊のような人だ」と政夫が言った。
その野菊はいったい何なのか?
そんな野暮な詮索はこの話に似合わないと分かっていても
野草好きには気になるところ。


ノコンギクの大群生
ノコンギク5

ノコンギク3



ほかの野草と混じって咲いているのも雰囲気がありますね。
ノコンギク4



これくらいの方が風情があるかな?
吸蜜しているのはイカリモンガという蛾の仲間。
ノコンギク1


私なりに民さんをイメージして撮ってみました。
ノコンギク2

深まりゆく秋の花 ヤクシソウ  

ヤクシソウ(薬師草) -キク科- 

これもキク科でありながら野菊のイメージとは遠い。
ヤクシソウ1



中国名は「苦菜」で、花だけ見ればニガナによく似ています。
ヤクシソウ2


ぼかしを入れてみました。
ヤクシソウ3

深まりゆく秋の花 アキノキリンソウ  

アキノキリンソウ(秋の麒麟草) -キク科- 

野生の菊を野菊と言いますが、明確な決まりがあるわけではありません。
アキノキリンソウは野菊と呼んでよいでしょうか?

ちょっと野菊のイメージと違いますね。
いがりまさしさんの図鑑『日本の野菊』にも掲載されていません。
明日のヤクシソウも野菊図鑑に掲載されていません。
明確な規定はなくても、なんとなく佇まいで判断しているわけです。



日当たりのよい草原に咲いていたアキノキリンソウ
アキノキリンソウ3


林下に咲いていたもの
アキノキリンソウ2


さらに暗い場所に咲いていたもの。
こうなると、一枚目と同じ植物だと思えませんね。
アキノキリンソウ1

深まりゆく秋の花 アケボノソウ  

アケボノソウ(曙草) -リンドウ科- 

山地のやや湿り気のあるところに自生します。
どこにでもあるというわけでないので、見つけるとなんだかうれしくなります。
アケボノソウ1



花弁が5枚あるように見えますが、深く切れ込んでいるだけで根元は繋がっています。
つまり、合弁花です。花弁が一枚一枚離れているのは離弁花です。
アケボノソウ2

花弁の先の暗紫色の点を曙の空に輝く星に見立てた名まえです。
二つずつある黄緑色の斑点は蜜腺で、よくアリが上って来て蜜をなめています。

深まりゆく秋の花 ヤマトリカブト  

ヤマトリカブト(山鳥兜) -キンポウゲ科- 

猛毒のトリカブトも花は美しい。
夏までは上に伸びるが、花が咲くころになると重さで垂れる傾向があります。
ヤマトリカブト1



花の色は濃い青から薄い青、さらに白に近いものまであります。
花の時季、葉が枯れたものが多く、このような状態のものはなかなか見つかりません
ヤマトリカブト4



白に近い個体。ほんの少しだけ青味が残っていました。
きれいに弧を描いていて、おまけに葉も枯れていないとってもいい子です。
ヤマトリカブト3



ところが、別の場所で真っ白なものを見つけました。こんなのは初めてです。
ヤマトリカブト2

深まりゆく秋の花 ダイモンジソウ  

ダイモンジソウ(大文字草) -ユキノシタ科- 

久しぶりにアオネバ登山道を歩いてみました。
この時季歩く人はほとんどいません。
目的の花はダイモンジソウ、Good timing でした。

沢沿いなど、水が流れたり浸み出しているような場所に自生します。
奥に咲いている青い花はヤマトリカブトです。
ダイモンジソウ2


『大』の字がいっぱい!右の払いが大きいのが大の字ですが、
中には左の払いが大きいものもありますね。払いがあるのが心憎い。
ダイモンジソウ3



最後は、これぞ大の字。
ダイモンジソウ4

彼岸花  

ヒガンバナ(彼岸花) 別名:マンジュシャゲ(曼珠沙華) -ヒガンバナ科- 

もっともよく知られた別名がマンジュシャゲですが
別名が多いことで知られる花です。
秋の彼岸の頃咲くことから、付けられた名まえですが
「彼岸」が死の世界であることから
シビトバナ((死人花)とかユウレイバナ(幽霊花)
全草に毒があることから
ドクバナ(毒花)、シビレバナ(痺れ花)

カミソリバナ、キツネバナという別名もある。
ところが、同じヒガンバナ科にキツネノカミソリ(狐の剃刀)
というのがあるからややこしい。


今年は彼岸の頃には、まだ咲き揃っていなくて10月になって撮影しました。
温暖化の影響か、ヒガンバナもなかなか秋が来ないなあと思ったのでしょうか?

新穂にある群生地です。
ヒガンバナ1


もう一枚
ヒガンバナ2


群生をバックにしてぼかしてみました。
ヒガンバナ3



接近して、あえて特徴的な雄しべの先を画角から外してみると
ヒガンバナっぽさが消えて、思った通りのイメージになりました。
ヒガンバナ4


撮影の帰り、田の畦に咲く白っぽいヒガンバナを見つけました。
ヒガンバナ5


全草に毒があるので、ネズミやモグラが嫌がるとされ
昔から田の畦や土手に植えられてきたため、
全くの自生というより、人の手によって広がったようです。

サクラタデ  

トピックス

昨日のこと、家を出てすぐ、道路をこちらに向かって跳ねて来る小動物が・・・
まさか!と思って目を凝らして見ると、サドノウサギではありませんか。
夜行性なので昼間に見かけることは珍しいですが、私が見た過去3回はすべて昼間。
今回は早朝。今まではすべて山の中だったので里で見ると思ってもいませんでした。
サドノウサギはニホンノウサギの亜種で準絶滅危惧種に指定された佐渡固有種。
足が長いのと耳が短いのが特徴。今や、トキより見るのが困難な動物です。
残念ながら、写真は間に合わなかったので、過去に撮影した写真をどうぞ。
サドノウサギ1
2017年5月撮影  白雲台交流センターの建物の陰でじっとして撮影させてくれました。 



サドノウサギ
2018年6月撮影  こんなに近づいても逃げないで撮影させてくれました。白雲台近くの妙見山周辺  
もしかして、昨年撮影したのと同じ個体? 







さて、今日の花は

サクラタデ(桜蓼) -タデ科- 

本種はタデ科の花の中では、比較的花が目立ちます。
このように群生していれば尚更です。
サクラタデ1



こんなに蜜に群生しているのを見たのは初めて。
しかも花付きがとってもいいのです。
サクラタデ2



アップで見れば、桜の花に似てるかな?
サクラタデ4

再びツユクサ  

露草がたくさん咲いていました。
いいもの見つけたので再登場してもらいます。


まずは群生。
この中から、どれを撮るか見つけ出すのは楽しい作業。
ツユクサ5
あっちをうろうろ、こっちをうろうろ
立ったり、しゃがんだり


2連のものは比較的よく見ますが
寄り添うように並んでいるのを見つけてにんまり。
花の状態もばっちり!
ツユクサ1



今度は2連が縦一列に並んで4連のように見えるを発見!
ツユクサ3



場所を変え見る角度を変えると、下に一つ隠れていて5連に見えるではありませんか。
何か得した気分。
ツユクサ2

露草は一日花で翌日は萎んでいます。
というより、露草の名の通り、その日の午後には
早くも融けるように萎むので、このような状態が見られるのは
その日の午前中だけ。まさに一期一会です。


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