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 写真だより 佐渡発&広島発

 野草や風景を写真で綴るブログです

次々に咲くスミレたち 4  

悩ましいコスミレ

先日、ヒメスミレかコスミレかで迷った個体がありましたが
他にも判別に苦しむ個体を見かけたのでコスミレかどうか
悩んでしまいます。図鑑にも、西日本で形態の変化が著しいと書いてありますが・・・


A 駐車場の脇の隙間に咲いていたもの。花茎が長い。
コスミレA



B 石垣の隙間に咲いていたもの。とても花付きが良い個体ばかりでした。
コスミレB


C Bと同じ場所に咲いていたもの。
コスミレC



D 道路脇のアスファルトの隙間に咲いていたもの。赤みが強くピンク色でした。
コスミレD




E 学校脇の斜面に咲いていたもの。とても小さな個体ばかりでヒメスミレかと思った個体
  側弁の基部に毛はありません。
コスミレE



F 同じ場所に咲いていた白っぽい個体。
コスミレF


すべてコスミレでよいのかどうかもよくわかりませんが、とにかくスミレの同定には悩まされます。

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次々に咲くスミレたち 3  

シハイスミレ(紫背菫)

葉の裏が紫色を帯びているのでこの名がありますが、
それだけで判断すると、他にも紫色を帯びるものがあるので注意が必要です。

写真展からの帰り、ふと立ち寄った山の登山口近くに咲いていました。
とても好きなスミレのひとつです。
シハイスミレ



紫背の名は、葉の裏が紫色を帯びているからですが、
本種以外にも紫色を帯びているものがあるのでそれだけで判断することはできません。
花に赤味があり、小振りで愛らしいスミレです。
シハイスミレ2

次々に咲くスミレたち 2  

イブキスミレ(伊吹菫)

火山灰地や石灰岩地帯を好むスミレで、広島県が分布の南限だそうです。
イブキスミレ

伊吹の名は滋賀県の伊吹山から付けられました。
伊吹山は石灰岩からなる山で、採石場もあり、
古くから薬草の宝庫として知られ、野草が多く自生する山で
イブキトラノオなど「イブキ」の名を冠する植物もたくさんあります。

次々に咲くスミレたち 1   

「スミレが咲き始めました」シリーズを続けているうちに
次々とスミレが咲き出したので、「次々に咲くスミレたち」にタイトルを変え、
シリーズをもう少し続けます。
今まで登場したスミレも再度登場するものもあります。
もう少しだけスミレにお付き合いください。


先日、写真展にもお越しいただいたT・Eさんから
近所の学校脇の斜面に咲いているスミレの名まえが知りたいとメールが届きました。
翌朝、早速行ってみると、なんとそこにTさんがいらっしゃるではありませんか。

そのスミレがこれです。
Tさんにはヒメスミレと伝えましたが、後でよく確認するとコスミレでした。
コスミレは名まえから来るイメージとは違ってそれほど小さなスミレではありませんが
ここのコスミレは名まえの通り、とても小さな個体ばかりでした。
それで姫菫かと思ったのですが、側弁の付け根に毛がなく、葉の特徴もコスミレでした。
ヒメスミレ1



中にはほとんど白花と思える個体もありました。
ヒメスミレ2


ただ、ヒメスミレという線が完全に消えたわけではありません。
側弁の基部に毛があるかどうか、花をめくって確かめてみればよかったですね。

スミレが咲き始めました 9  

ケイリュウタチツボスミレ(渓流立壺菫)

増水すれば冠水するような渓流の岩場に咲く
スミレです。
ケイリュウタチツボスミレ2



一見すると土が無いような岩の隙間にも
自生しています。
ケイリュウタチツボスミレ3



このような岩の隙間を好みます。
ケイリュウタチツボスミレ5



護岸の石垣を見ると、増水したときに冠水する
場所に自生することがよくわかります。
写真下部の石の隙間だけにケイリュウ
タチツボスミレが見られます。
名まえの通りタチツボスミレの仲間ですが、
石垣の上面にはタチツボスミレがあり
同じ場所には混生しておらず、はっきりと
住み分けているようです。
ケイリュウタチツボスミレ4



タチツボスミレとの違いは・・・
葉の付け根が浅い心形(ハート形)か切形で、
タチツボスミレは深い心形です。
ケイリュウタチツボスミレ1

ケイリュウタチツボスミレを撮影して、いざ、
写真展会場へ行こうかと車に戻ろうとすると
車が一台停まっていて、降りてきた人が
「この辺に何か山野草はありませんか?」
と、尋ねるではありませんか。
盗掘目的の人は公然と訊かないと思いつつ
あまりに漠然とした訊き方なので
「何か目当ての野草はあるのですか?」と
訊き返しました。

それからいろいろ話しているうちに、
盗掘をするような人でないことがわかり
岡山県の真庭から来られたというその人から、
「Tさんをご存知ですか?」と聞かれ
「ヨックモックさんですね、よく知っていますよ」
と話が弾み、
私のフォトエッセイのタイトル通りの
「花結び」となった訳です。
写真展の会場に行くのは遅れましたが、
その辺りを少しだけ案内してお別れしました。

それにしてもヨックモックさんの顔の広いこと。この辺りの山野草を心から愛する人たちは
大抵知っているのではと思われるほどです。
私は山野草を庭や鉢で育てる人のことを、
たとえ山野草愛好家と自認しようとも、
心から山野草を愛する人とは思っていません。
山野草を心から愛していれば
自生地から持ち帰ることなどできない筈です。
種を取って来て育てるならば良いではないか
という反論もあるでしょうが、
無闇に種を移動することも慎しむべきです。
小笠原に行く場合、乗船前も下船時も靴底を
洗うことが義務付けられています。
本来そこに無かったものが侵入すると
生態系を壊しかねないのです。

この話になるといつものように話が長くなって
すみません。

スミレが咲き始めました 8  

タチツボスミレ(立壺菫)

コスミレやヒナスミレが咲いていた場所に、タチツボスミレも咲いていました。
タチツボスミレは最もポピュラーなスミレで、一番よく見かけます。
タチツボスミレ

二日間で、3個所8種類のスミレを見ることができました。
なかなか幸先がいいですね。

スミレが咲き始めました 7  

ヒナスミレ(雛菫)

スミレのプリンセスと呼ばれるヒナスミレは西日本では稀で、
花期が早く、花付きがあまり良くないので滅多にお目に掛かれない。
Sさんの情報が無ければ、到底見つけることができない場所に咲いていました。
ヒナスミレ

葉っぱはあるのに花がついてないものが多くて、プリンセスを見つけた時は心躍りました。

スミレが咲き始めました 6  

Sさんからのスミレ情報の続報が入り、写真展の帰りに寄り道をして撮影してきました。

コスミレ(小菫)

名まえから小さなスミレを想像しますが、特に小さいわけではありません。
コスミレ2

スミレに関心が無い人にはどれも同じように見えるかもしれません。
かといって、違いを言葉で表すと分かりにくく味気ないものになってしまいます。
まず実物を見て、それぞれが醸し出す雰囲気の違いを感じてから、
後で図鑑などで違いを調べると見分けがつくようになるかもしれませんね。
コスミレ1






スミレが咲き始めました 5  

シロバナナガバノタチツボスミレ(白花長葉の立壺菫)

近くにナガバノタチツボスミレが咲いていたのでシロバナナガバノタチツボスミレとしましたが自信がありません。
とにかくスミレは細かく分類されていて、なかなか同定が難しいのです。
オトメスミレ


一日で5種類のスミレを見ることができました。
スミレシリーズをアップしている最中に、またSさんからスミレ情報が入りました。
ということで、明日以降もスミレシリーズが続きます。

スミレが咲き始めました 4  

アカネスミレ(茜菫)

東日本に多く、西日本の低地ではあまり見られないスミレです。
花の色から付けられた名まえですが、赤味のある茜の空の色とは違う気がします。
葉や茎など全体に毛深く、スミレの同定では見分けるポイントの一つです。
アカネスミレ


明日も、近くで撮影したスミレです。

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