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 写真だより 佐渡発&広島発

 野草や風景を写真で綴るブログです

ツルリンドウ  

今日で8月が終わる。

明日から二学期が始まる学校が多いと思い
ますが、この時期を憂鬱な気持ち、辛い気持ち
で迎える子どもたちが少なくないことに
心を痛めます。

少し長くなりますが
8月28日付けの朝日新聞『天声人語』を
引用します。


きみの学校の夏休みもそろそろ終わりでしょうか、
きょうはせみ時雨のなか、今夏に亡くなった
在日朝鮮人の作家、高 文朗(コ サミョン)さん
を思い出しています。高さんにはひとり息子が
いました。12歳の真史(まさふみ)くん。
彼は詩を書いていました。
<ひとり/ただくずれさるのを/まつだけ>
ちょっと背伸びした、でも繊細な感じは、
きみとそっくりです。
<ぼくだけは/ぜったいにしなない/なぜならば
 ぼくは/じぶんじしんだから)
そして命を絶ってしまった。
50年近く前の夏です。
(中略)


今生きていれば,彼は私と同年代です。
彼の死後、高さん夫妻は彼の詩を集めて
『ぼくは12歳』と題して出版しました。

その本が手元にあります。
40年前に書店の棚に並ぶこの本と偶然出逢い、
出逢うことが必然であったかのように読みふけ
大きなショックを受けました。
深く考えさせられ胸が苦しくなりました。

天声人語に書かれた「ぼくはしなない」の詩の
全文はこうです。

「ぼくはしなない」

ぼくは
しぬかもしれない
でもぼくはしねない
いやしなないんだ
ぼくだけは
ぜったいにしなない
なぜならば
ぼくは
じぶんじしんだから

若者の自死のニュースを聞く度に思い出します。
その度、テレビでは悩みごと相談窓口の連絡先
が紹介されます。


再び『天声人語』から

誰かに相談を、と言っても、簡単に出来るなら
悩みはしないでしょう。ならば1編の詩を読む
のでもいい。作者が時代を超えて、対話の相手
になることはあるのです。
(後略)


真史さんの詩で心に残っているものを
もうひとつ書きます。

「ぼくの心」

からしをぬったよ
からだに
そうしたら
ふつうになったんだ
よっぽど
あまかったね
ぼくの心って


自分に厳しい人は自分があまいと思い
自分にあまい人は自分にあまいと気づかない

自分にあまい私は,せめてそのことだけでも
気づいて自覚しておこうと思います。
私も自分に厳しく、人に優しい人でありたい。
そのためには、よほど辛子を塗らなければ
いけないけれど。


ツルリンドウを紹介するつもりで書き始めた
今日のブログですが、こんな流れになり、
ツルリンドウは明日お届けすることにします。

野の花を見て
美しいと思ったり
可愛らしいと思ったり
愛おしいと思ったり出来ること
当たり前と思わず、その幸せを噛み締めながら
これからも撮影を続けていこうと思います。

12歳で自らの命を絶った真史さんの分まで


かなしいニュースが流れないことを祈りつつ
今日のブログを終わります。



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動物つながり  

今日は、ランを撮影した帰り道で立ち寄った
渓流で撮影した、動物つながりの写真です。


まずは、

クロアゲハ(黒揚羽)

花は咲いていなかったので、蜜ではなく
葉の上の水滴を吸水に来たのでしょうか。
IMG_3185クロアゲハ





スケバハゴロモ(透羽羽衣)

葉っぱの上に、植物の綿毛が付いているように
見えましたが、家に帰って調べてみると
スケバハゴロモという昆虫の幼虫のようです。
IMG_3223スケバハゴロモの幼虫

撮影後、手を近づけるとぴょんと跳ねて
滑空するように別の葉にとまりました。

ここまでの2種は昆虫ですが・・・

次の写真は花。
どこに動物がいるのか?
花の奥をよーく見ると、小さなアリが見えますが
動物繋がりで取り上げた理由は違います。

ここで答えが分かった人は植物通。

答えは、この植物の名まえにあります。
IMG_3196スズムシバナ

答えは、スズムシバナ(鈴虫花)。
名まえの中に昆虫が隠れていたというわけ。





では、こちらの写真はどうでしょう。

これも名まえ繋がりで

ミヤマウズラ(深山鶉)

ウズラという鳥の名まえが入っています。
IMG_4185ミヤマウズラ




でもそれだけではありません。
花をよく観れば、実際 鳥のように見えます。
ちなみに、名まえは花の形からではなく
葉の表面の模様がウズラの卵の殻の模様に
似ていることから。

見方を変えると、豚の鼻のようにも見えます。
IMG_4164ミヤマウズラ




その花に、昆虫も留まっていました。
名まえは分かりませんが・・・。
IMG_4168ミヤマウズラ


ということで、無理矢理 動物でまとめてみました。

林縁に咲いていた花  

今日は、2種のランを撮影した杉林の
林縁に咲いていた花です。


ガガイモ(蘿藦)

つる性の植物で繁殖力旺盛
近所の河川敷でも見られます。
IMG_3046ガガイモ



毛深い花が特徴的
IMG_3042ガガイモ





ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)

花よりも、秋に熟す実の方がよく知られていて
熟した果実は柔らかく、潰すと赤紫色の果汁が
出て、これが衣服などに付くとなかなか落ちない。
IMG_3053ヨウシュヤマゴボウ



花はとても小さくて目立ちませんが
梅の花のような形で愛らしい。
IMG_3061ヨウシュヤマゴボウ





水引二種の共演

赤・・・ミズヒキ(タデ科)
黄・・・キンミズヒキ(バラ科)
共にミズヒキという名が付いているのは
両者が水引のように細長いという見かけ上
の共通点はありますが「科」は異なります。
別々に見ることはあっても、このように
2種が絡み合うように咲いているのは
珍しいと思って撮影しました。
IMG_3004ミズヒキとキンミズヒキ

夏のラン 2種  

夏のラン 2種


ナツエビネ(夏海老根)

薄紫の花弁が涼しげですが
汗が滴るほどの暑さでした。
IMG_2988ナツエビネ




IMG_2920ナツエビネ






ヤブラン(藪蘭)

ナツエビネが自生する林の中に
たくさん咲いていました。
IMG_2895ヤブラン




IMG_2956ヤブラン



花のアップ
IMG_2978ヤブラン

渓流を歩く マネキグサほか  

渓流沿いに咲く花


シギンカラマツ(紫銀唐松)

シキンカラマツ(紫錦唐松)に似ていて
花が白いことから付けられた名まえ。
IMG_2801シギンカラマツ



カラマツの名は、花の様子が唐松の葉に
似ていることから。
IMG_2810シギンカラマツ





フシグロセンノウ(節黒仙翁)

この渓流の一角にもフシグロセンノウが
群生する場所がありますが
ここまで来る人はあまりいないようです。

90mmマクロレンズで写した写真
IMG_2752フシグロセンノウ




同じ花を広角レンズで撮ると、周辺が
写り込んで、群生の様子がわかります。
IMG_2764フシグロセンノウ




開花したばかりの初々しい花
IMG_2773フシグロセンノウ




マネキグサ(招き草)

本日、お目当ての花。
小さくて目立たない花ですが
惹かれます。
IMG_2663マネキグサ



周辺は踏み込んだ跡が多く見られ
この花の人気がうかがえますが・・・
IMG_2710マネキグサ

私にも、踏み込んで撮りたいという衝動が
ないわけではありませんが、
撮影マナーも含めて野草撮影だと思うので
撮影した跡を可能な限り残さないのが私流。

IMG_2725マネキグサ


今日は次の場所へ行く目的があったので
かなり暑くなりましたが急いで向かいました。

渓流歩き   

涼を求めて?渓流沿いを歩きしました。

予定時刻を2時間遅れて家を出発。

到着すると、エノコログサが朝日を受けて
輝いていました。
IMG_2535エノコログサ





流れ1

涼しさより蒸し暑さを感じる渓流沿いの遊歩道
それでも、写真では涼しさを感じていただける
でしょうか?
IMG_2557川面



流れ2
シャッタースピードをいろいろ変えて写した中で
スローシャッターで写したものに最も涼しさを
感じました。
IMG_2575流れ




流れ3

歩き始めて1時間、かなり暑さを感じるように
なってきましたが、このころからちらほらと
散策する人がやってきました。
はじめの計画では、この頃には撮影を終えて
帰るつもりでしたが、折角来たことだし
お目当ての花の撮影もできていないので
もう少し撮影を続けることにしました。
IMG_2599川面




ヒカゲミツバ(日陰三葉)

セリ科の花の同定には全く自信がありません。
渓流脇に咲いていました。
IMG_2586ヒカゲミツバ



IMG_2784ヒカゲミツバ



IMG_2582ヒカゲミツバ




カノツメソウ(鹿の爪草)

カノツメソウで間違いないと思うのですが・・・
IMG_2820カノツメソウ

竜王山からの帰り道 シデシャジンほか  

竜王山からの帰り道で撮影した花


シシウド(獅子独活)

高さが2mほどにもなる大きなセリ科植物。
名まえはイノシシが食べるウドの意味で
イノシシが食べるかどうかは知りませんが、
人が食べたら口中がとんでもないことになる
らしい。
IMG_2263シシウド



一つの茎から40本ほどの花茎を伸ばし
その先がさらに数十本に枝分かれして
それぞれに小さな花を付けた様子が
打ち上げ花火のように見えるので
いつもそんなイメージで撮影します。
IMG_2274シシウド




夏の雲とのコラボもいいですね。
IMG_2277シシウド






キツネノカミソリ(狐の剃刀)

先日紹介したオオキツネノカミソリとそっくり。
こちらの方が日当たりを好むようです。
IMG_2288キツネノカミソリ




IMG_2511キツネノカミソリ



見分けのポイントの1つは、蘂(しべ)が
花弁からほとんど飛び出さないこと。
IMG_2297キツネノカミソリ


こちらがオオキツネノカミソリ
違いが判るでしょうか?
IMG_8085オオキツネノカミソリ





シデシャジン(四手沙参)

沙参はツリガネニンジンのことで、四手沙参は
それに近い仲間ですが、ツリガネニンジンの
仲間の多くが釣鐘状の花なのに対して
本種は花弁が深く五裂しているのが特徴。
IMG_2396シデシャジン



遠目ではそれに気づかず、あまり魅力的に
思わないかも知れませんが、近くで観察すると
その美しさに驚くことでしょう。
IMG_2424シデシャジン



五裂した花弁が思い思いにカールした姿に
初めて見たとき、一目惚れしてしまいました。
IMG_2469シデシャジン



IMG_2353シデシャジン


以上で吾妻山~竜王山を終わります。

竜王山 林下の花  

竜王山 林下の花

ツリフネソウ(吊舟草)

竜王山駐車場への道に群生しています。
IMG_2150ツリフネソウ




花が吊り下がった様子から名が付いています。
IMG_2177ツリフネソウ




IMG_2215ツリフネソウ





ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑)

横から見ても
IMG_2110ヤマジノホトトギス



上から見ても、面白い形の花です。
IMG_2123ヤマジノホトトギス




キンミズヒキ(金水引)

同じミズヒキの名が付いても、ミズヒキは
タデ科、キンミズヒキはバラ科です。
IMG_9721キンミズヒキ




IMG_2015キンミズヒキ




ウド(独活)

山菜として知られるウドですが、
花はこんな感じです。
IMG_2251ウド



IMG_2252ウド




マルバフユイチゴ(円葉冬苺)

フユイチゴは晩秋から冬にかけて熟しますが
マルバの方は夏に熟し、食べられます。
IMG_2134マルバフユイチゴ



茎が地を這うように伸びます。
IMG_9738マルバフユイチゴ

竜王山 ホソバシュロソウ  

竜王山の花


ホソバシュロソウ(細葉棕櫚草)

竜王山山頂付近の草地にオオバギボウシや
コオニユリなどと一緒に咲いていました。
IMG_2070ホソバシュロソウ



花は黒紫色で、黒百合の色に似ている印象。
IMG_2065ホソバシュロソウ




IMG_2058ホソバシュロソウ




数は少ないですが緑色のものもありました。
IMG_2077ホソバシュロソウ





IMG_2082ホソバシュロソウ

道すがら ウバユリほか  

竜王山への道すがら

ルートを逸れて撮影した花の続き


ウバユリ(姥百合)

ウバユリとオオウバユリが有り、

ウバユリ
分布:本州(関東、中部以西)、四国、九州
高さ:0.5~1m
花数:2~4

オオウバユリ
分布:本州(中部以北)、北海道
高さ:1.5~2m
花数:10~20

となっています。

この個体は高さは私の身長をはるかに超え
2mほどあり、花数も12ありました。
分布域からするとウバユリですが、
見た目にはオオウバユリと言えるほどの
姿をしていました。
IMG_1932ウバユリ



こんな花付きの良いものは、この辺りでは
見たことがありません。
IMG_1939ウバユリ





ヤマゼリ(山芹)

セリ科の植物も同定が難しく
一応ヤマゼリとしておきました。
IMG_1925ヤマゼリ





オトコエシ(男郎花)

オミナエシに対する命名です。
白花の地味な花ですが、オミナエシと違い
こちらの方は自生したものを多く見かけます。
IMG_1898オトコエシ



IMG_1894オトコエシ


明日からは竜王山の花です。

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