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 写真だより 佐渡発&広島発

 野草や風景を写真で綴るブログです

ウツボグサ  

ウツボグサ(靫草) 別名:カゴソウ(夏枯草) -シソ科-


オダマキ(苧環)、オサバグサ(筬歯)、ホウチャクソウ(宝鐸)、ヤグルマソウ(矢車)、ミコシグサ(神輿)、ハマボッス(払子)、ツクバネソウ(衝羽根)、ギボウシ(擬宝珠)・・・
これらに共通するのは、昔から使われてきた道具が名前の由来になっている植物ですが、
今はもう生活の中で姿を見なくなったものが多く、植物名にその名を残すだけとなったものもあります。

ウツボグサ(靫草)の名も、円筒形の花穂が竹などで編んだを矢を入れる靫に似ていることからですが
実物の靫を見たことがある人は稀で、魚のウツボが由来と思っている人が多いのではないでしょうか。




イチヤクソウ(一薬)、ズダヤクシュ(喘息薬種)、ゲンノショウコ(現の証拠)、ジュウヤク(十薬)・・・
これらに共通するのは薬になることで、そもそも野草は見た目の美しさよりも
食用になるか、薬になるかということが重要であり、古くから薬草の研究がされてきたために
薬に関係する名前が多いのだと思われます。

ウツボグサの別名 夏枯草も生薬・漢方薬の名です。






花が終わっても茶色い花穂が夏も残るので
その様子から夏枯草(カゴソウまたはカコソウ)と呼ばれます。
ウツボグサ2





ウツボグサ1





ウツボグサ4





ウツボグサ8




撮影する私の周りで、蜜蜂が盛んに吸蜜しています。
ウツボグサ6




花にもぐり込んで付け根から出る蜜を吸い摂るのです。
ウツボグサ5


上唇弁の裏にある雄しべがハチに当たります。
その結果、蜜蜂の頭や背中には花粉がいっぱいつきます。
次の花に行ったときに受粉する仕組みで、これは多くのシソ科の植物が採用している受粉の戦略です。
ウツボグサ7

このような受粉の戦略はツリフネソウも採用しています。ツリフネソウはさらに特異な構造で
マルハナバチしか蜜を吸うことができない仕組みになっています。

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