写真だより 佐渡発&広島発
野草や風景を写真で綴るブログです
ツユクサ(露草) -ツユクサ科-
ツユクサも万葉の昔から親しまれた花で
万葉集には9首詠まれています。
つき草の移ろひやすく思へかもわが思ふ人の言(こと)も告げ来(こ)ね
(月草の色のように移り気にしか思ってくださっていないからでしょうか。私の恋しい人は言葉も掛けに来てくださいません。)
大伴坂上大嬢(おほとものさかのうへのいへのおほをとめ)が
大伴宿禰家持(おほとものすくねやかもち)に贈った四首の歌のうちのひとつ。
「つき草」は「つゆ草」のことで染色が褪せやすいことから変わりやすい気持ちをつき草で表しています。
「夢にまで現れてきていっしょに死のうとまで言ってくれた家持なのに、
あれは月草の色のように移ろぎやすい気持ちからだったのか
その後は言葉も掛けに来てくださいませんね」と、
歌も贈ってくれず夢にも現れて来てくれない寂しさを訴えています。
「色が褪せやすいこと」や「朝咲いた花は昼には萎んでしまう」ことから
この歌に象徴されるように、儚さを詠んだ歌が多いようです。
さて前置きが長くなりましたがツユクサの登場です。
どこでも普通に見られるので注目されませんが
特徴的な形でとても魅力的な花です。
2連のものもよく見かけます。
露草が最も輝いて見える朝露のある時間帯です。
朝露にズボンのすそを濡らしながら撮影したツユクサの群生
野草の撮影では背景が煩雑になって
写そうとした花が目立たないことが多いものです。
背景をいかにすっきりさせるかが大きなポイントとなるわけですが
かと言って、周りの草を刈ってしまうわけにはいきません。
これは、池のごとりに咲いていたもので
バックが暗い水面なので主役がはっきりしました。
ツユクサも万葉の昔から親しまれた花で
万葉集には9首詠まれています。
つき草の移ろひやすく思へかもわが思ふ人の言(こと)も告げ来(こ)ね
(月草の色のように移り気にしか思ってくださっていないからでしょうか。私の恋しい人は言葉も掛けに来てくださいません。)
大伴坂上大嬢(おほとものさかのうへのいへのおほをとめ)が
大伴宿禰家持(おほとものすくねやかもち)に贈った四首の歌のうちのひとつ。
「つき草」は「つゆ草」のことで染色が褪せやすいことから変わりやすい気持ちをつき草で表しています。
「夢にまで現れてきていっしょに死のうとまで言ってくれた家持なのに、
あれは月草の色のように移ろぎやすい気持ちからだったのか
その後は言葉も掛けに来てくださいませんね」と、
歌も贈ってくれず夢にも現れて来てくれない寂しさを訴えています。
「色が褪せやすいこと」や「朝咲いた花は昼には萎んでしまう」ことから
この歌に象徴されるように、儚さを詠んだ歌が多いようです。
さて前置きが長くなりましたがツユクサの登場です。
どこでも普通に見られるので注目されませんが
特徴的な形でとても魅力的な花です。
2連のものもよく見かけます。
露草が最も輝いて見える朝露のある時間帯です。
朝露にズボンのすそを濡らしながら撮影したツユクサの群生
野草の撮影では背景が煩雑になって
写そうとした花が目立たないことが多いものです。
背景をいかにすっきりさせるかが大きなポイントとなるわけですが
かと言って、周りの草を刈ってしまうわけにはいきません。
これは、池のごとりに咲いていたもので
バックが暗い水面なので主役がはっきりしました。
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