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 写真だより 佐渡発 

 佐渡の野草や風景を写真で綴るブログです

ヒガンバナ  

ヒガンバナ(彼岸花) -ユリ科-


秋の彼岸に因んでヒガンバナをお届けします。

毎年、その日を知っているかのように咲く彼岸花。
彼岸とは此岸(穢土、この世)に対する言葉で浄土、あの世を意味します。

天の赤道(地球の赤道を垂直に空に伸ばして天球につきあたった場所)と、
天の黄道(太陽が一年かけて移動していくルート)は、地球の自転軸の傾き
の分だけずれています。一年に2回だけ交わるときがあり、それがすなわち
春分と秋分(=春の彼岸と秋の彼岸)というわけです。
この二箇所は、この世(此岸)とあの世(彼岸)に通じる門と考えられ、
この世にありながらあの世と接続できる、と信じられてきたのです。

だから、彼岸に墓参りすればなくなった先祖に逢えるということで
皆さんお墓参りをするんですね。(知ってなくてもお参りするけど)


彼岸花は各地に別名があり、その数、一説には千を超えると言われます。
死人花(しびとばな)、地獄花(じごくばな)、幽霊花(ゆうれいばな)など
不祝儀な花、不吉な花、忌まわしい花をイメージする名が多いようですが、
これはヒガンバナが墓地によく咲いていることから名付けられたようです。
花が完全に終わってから葉が伸びるため、花と葉が出逢うことがないと
いうことや、彼岸が終わると白けて枯れてたちまち地上から姿を消すこと
もそのような名が付けられた理由かもしれません。

この不吉な名前が付けられたことと、彼岸花には何の関係もありません。

土葬をしていた時代、モグラなどの野生動物が墓地を荒らすことがないように
全草に毒のあるヒガンバナが人の手によって植えられたようで、彼岸花の方が
墓地を気に入って、そこに多く自生しているというわけではないようです。

また田の畦や土手に多く見られるのは、根が地中に張って土手が強化される
ということから、これも人間の手によって植えられたものだと考えられます。

ヒガンバナは染色体が三倍体で不稔性が強く、種子をつくることはごく稀で
ほとんどは根によって増殖したもので、種が運ばれて広がることがないのです。




田の畔の土手の群生
ヒガンバナ1


かつては不吉なイメージが強かった彼岸花ですが、
最近は群生地に訪れる人も多く、観光資源となっているところもあります。
負の先入観をもたずに見れば、とても美しい花なので当然のことでしょう。


均整のとれた美しい花
ヒガンバナ4



朝露の水玉で飾られたヒガンバナ
ヒガンバナ3



ヒガンバナに止まって夜を明かし、
日が昇り体が温まるのを待つトンボ。
ヒガンバナ2



日が昇り、吸蜜にやってきたクロアゲハ
ヒガンバナ5




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