FC2ブログ

 写真だより 佐渡発&広島発

 野草や風景を写真で綴るブログです

ヤマトグサ  

ヤマトグサは大和草で、日本の草という意味で付けられた名まえ。
名付け親は牧野富太郎先生。言わずと知れた日本を代表的する植物学者。
故郷高知県の山で採取し(1885年)、日本人が初めて新種として学会に発表した植物です。


ヤマトグサ(大和草) -ヤマトグサ科-
一見するとハコベの一種に見えます。
ヤマトグサ1


その後、常陸や相模でも発見されますが、その後久しく発見されず
佐渡にも自生するかと1933年来島され、大佐渡山地で確認されます。
先生は「佐渡にもヤマトグサがあったと大喜びされた」そうです。


花を見れば、ハコベでないことはすぐにわかりますが、
目立たないので気づかず、通り過ぎる人がほとんどです。
雄花と雌花があり、写真は雄花。
花弁は無く、たくさんの雄しべが垂れ下がり
少しの風にも揺れて、撮影の難しい花でもあります。
葉の根元に咲く雌花はさらに小さく目立ちません。
ヤマトグサ2


4年前、四国と関西からヤマトグサを見るために来島された3名の方をガイドしたことがありますが、
歩き始めるとそれはすぐに見つかり、「これでもう帰ってもいい」と大喜びされたことがあります。
佐渡ではどこでも普通に生えているのですが海を隔てた越後にはさっぱり自生しないといいます。

佐渡の代表的な花、オオミスミソウ、カタクリ、シラネアオイ、トビシマカンゾウなど
それらはどれも美しく、見栄えのする花で、それを目当てに来島する人も多い。
人はついつい見た目の美しさや豪華さに目が行き勝ちですが、
私はヤマトグサを見るために来島した人の気持ちに共感します。
20日にガイドした会津から来られた方が、ヤマトグサが見たいと言われ
この人もなかなかの強者だと思ったのです。





スポンサーサイト



コメント
コメントの投稿
Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://9987dayori.blog.fc2.com/tb.php/1500-3012b297
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

▲Page top