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 写真だより 佐渡発&広島発

 野草や風景を写真で綴るブログです

ヤマオダマキ  

12日にドンデン周辺のトレッキングガイドがありヤマオダマキが見頃だったので
今日(13日)、撮影に行ってきました。場所はドンデンではなく白雲台周辺です。


今日は、私の写真の撮り方を少し詳しく説明します。


ヤマオダマキ(山苧環) -キンポウゲ科- 

まず、斜め上から撮影。花を撮影している人を見ると、多くの人がこのように斜め上から撮影しています。
図鑑でも、花と葉を映すために斜め上から撮影してあるものが多いようです。
ただ、実際の図鑑写真は、もっと絞り込んで葉の形がはっきりするように写さなくてはいけません。
ヤマオダマキ1



今度は、ほぼ花と同じ高さから撮影。
オダマキ(苧環)の花の特徴がわかるようになりました。
花の形状が苧環(麻糸を巻く道具)に似ていることが名前の由来です。
ヤマオダマキ2


オダマキは下向きに咲くので、見上げるように写さないと花芯が見えません。
花芯が見える位置までアングルを下げ、背景が影で暗かったので
絞り込んでも雑然としないと判断し、f13まで絞って全体をはっきりと写しました。
また、背景が暗い分、-2ほど露出補正しています。
オダマキのように下向きに咲く花は、図鑑的にもこのように写した方がよいですね。
ただし、背景が暗くて咲いている環境がよくわからないので図鑑写真としてはパーフェクトではありません。
ヤマオダマキ3




よく観察し、花が美しく見える部分を探します。
背景に別の草が写っていますが、これがあることによってより自然さを感じます。
もし、後ろの草が邪魔だからと、取ってしまったら
黒い背景紙を置いたような印象になり自然さが損なわれてしまいます。
野草の撮影では、周りを整理しすぎないことが重要なのです。
どうしても不要な落ち葉や枯れ枝を取り除く程度に留め
アングルや絞りを調整することで画面を整理します。
自然に余分な手を加えないのが鉄則です。
ヤマオダマキ9



さらに近寄ってクローズアップ撮影をします。
花芯が見えるように、見上げるアングルにします。
近寄れば近寄るほどピント合わせが重要になります。
漠然と花にピントを合わせるのではなく
基本的には主役となる花の蕊の先にピントを合わせます。
花の形状がはっきりわかるようにやや絞り込みました。
ヤマオダマキ4



さらにアングルを下げると、花芯がさらによく見えるようになるとともに
背景が影から外れ、後ろの緑が写り込むようになりました。
マクロの撮影では、背景の変化に特に注意する必要があります。
ヤマオダマキ5



ほぼ同じアングルから縦位置で撮影。
意識しないと横位置でばかり撮影してしまうので
できるだけ縦位置でも撮影しておくようにします。
ヤマオダマキ6



撮影の終盤は作品作りを意識します。
今回は、手前に花を配置し絞りを開けて大きくぼかしてみました。
手前の花をどの位置に入れるか、カメラを細かく動かしベストのポジションを探します。
ヤマオダマキ7



縦位置にしてさらにアングルを下げると、背景に丸ボケが入りました。
主役の花が暗い背景に浮き出す位置、花の前ボケの位置、後ろの丸ボケの位置が
もっともよいバランスになるようにカメラを動かして微調整し
まず開放絞りで撮影。丸ボケが大きすぎたので2段絞り込んで撮影したのが下の写真です。
カメラを縦位置にしてから、この写真を撮影するまでに1分ほどで行なっています。
ヤマオダマキ8


写真は同一構図、絞り、感度で露出補正をしながら
基本的に3枚づつ撮るので撮影枚数は多くなります。
さらに、紹介できなかった別構図のものもたくさんあり、
風が吹いたりするとブレやすい場合は感度を上げる以外に
連写をして保険を掛けたりするので撮影枚数はさらに増えます。
因みに今回はオダマキだけで約100カット撮影しました。
フィルム撮影をしていた時はこれほど多く撮影することはできず
その場で画像を確認することもできなかったので
失敗を繰り返しながら、構図、絞り、露出などの設定を
予測する訓練ができたことが大変役に立っています。




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