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 写真だより 佐渡発&広島発

 野草や風景を写真で綴るブログです

近所歩き 後編  

近所歩きの続きです。

クマツヅラ(熊葛)-クマツヅラ科-
小さな薄紫の花を穂状に付けます。
アップで見るとなかなか美しいのですが
佐渡『堅香子庵』の庭では
刈っても刈っても生えてきて、
とても厄介な雑草でした。
クマツヅラ




ヒメジョオンハルジオン

ヒメジョオンがたくさん咲いていました。
これまで意識したことがなかったのですが
よく見れば、2種類あることに気づきました。
写真にその2種類が写っているのですが
分かるでしょうか?
ヒメジョオンとヘラバヒメジョオン1

真ん中手前の一本だけ少し背が高く
花も周りより少し大きいのがヒメジョオン
他の多くはヘラバヒメジョオンという別種です。
これまでそれを意識したことはなかったのですが
今回、同じ場所に咲いていて違いに気づき、
帰って調べて別種だと分かりました。


ヘラバヒメジョオン(箆葉姫女苑)
-キク科-


花だけアップで撮ると見分けは付きませんが
実際に咲いているのを見ると違いがわかります。
葉の違いを覚えておくのがいいでしょう。
ヘラバヒメジョオン


ヘラバヒメジョオン2



葉の写真です。
ヒメジョオンはやや幅広で
鋸歯(ギザギザ)があります。
ヘラバは葉が細長くへら状で
鋸歯があまり目立ちません。

ヒメジョオン(左)とヘラバヒメジョオン(右)
ヒメジョオンとヘラバヒメジョオン2




ハルジオン(春紫苑)-キク科-

ユーミンの♪ハルジョオン・ヒメジョオン♪
に引っ張られて、ハルジョオンと思っている
人もいるかもしれませんが、
ハルジョオンという植物は無く、
ハルジオンが正解です。
ハルジオン

共によく似た花ですが、
ハルジオンの花はやや赤紫色を帯びていて
その点で、紫苑の名が頷けます。ただし、
ほぼ白い花のものもあり、花色だけで
判断するのは正確性を欠きます。
ハルジオンは蕾のとき花茎がうなだれ
茎を輪切りにするとストローのように
中空であることで見分けられます。



最後は
シンジュボシマンネングサ
(真珠星万年草) 
-ベンケイソウ科-


マンネングサの仲間は種類が多く
どれも黄色い星のような花なので
見分けがつきにくいのですが、
白花のマンネングサを見つけました。
名前が判らず帰って調べたら
シンジュボシマンネングサという名で
ヨーロッパ原産の帰化植物と判りました。
シンジュホシマンネングサ

和名は2008年に付けられたばかりだそうで
真珠星はおとめ座の一等星『スピカ』のこと。



近所歩きでも様々な野草を見ることができますが
そのほとんどが外来種です。
日本から海外へ進出し蔓延っているものもあり
お互い様なのですが、あまりにも勢力が強すぎて
在来種を駆逐するほどの種は困りものですね。
何れにしても植物そのものに罪はありませんが…
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