佐渡に行ってきました １

6日から10日間、佐渡に行ってきました。
私が急遽広島に帰らなくてはならなくなり、
島を離れたのが、4月20日。
私に佐渡移住を勧めてくださり、佐渡滞在中も
何かとお世話になったトレッキング協議会の
会長さんが亡くなられたと報せが入ったのは
それからわずか二週間後の事でした。
両津の港に着くとすぐに会長さんの家に向か
い仏壇に掌を合わせさせていただきました。
笑顔の遺影を見ていると、まだそこにいらっし
ゃるような感覚がしたのですが、だから余計
存在感の大きさを感じ、深い悲しみと淋しさが
こみ上げてきました。


滞在中の10日間、ほとんどが雨でしたが、
その間隙を縫ってトレッキング協議会事務局
のIさんから山行のお誘いがあり、2回同行させて
いただきました。


今日から数日間、その時に撮影した写真を
お届けします。


７月９日、白雲台から金北山を経て『あやめ池』
まで行ってきました。

まず私たちを迎えてくれえたのは・・・


エゾアジサイ（蝦夷紫陽花）－アジサイ科－

花弁に見えるのは萼で、エゾアジサイのように
外側のものだけ萼が大きいタイプをガクアジサイ
と呼びます。





萼の形や色の変化をお楽しみください。















マツムシ平までやってくると現れたのが・・・

ミヤマトウキ（深山当帰）－セリ科－

佐渡では最も高い場所に自生するセリ科の
植物で、このようなザレ場を好みます。


全草セリ科特有の香りがしますが、
この香りの良し悪しは好みが分かれます。




この先は次々と植物が現れはじめました。

イブキジャコウソウ（伊吹麝香草）
－シソ科－

こちらも香りがします。
こちらの方が好みだと思う人が多いかも？


地を這うように広がり、丈は10㎝未満なのに
草ではなく木だというから驚きです。


高山植物のように見えますが、
海岸にも自生しています。





ウツボグサ（靭草）－シソ科－

ウツボグサは高い場所でなくても見られます。



高い場所のものは丈が低く
高山植物のように見えます。




キリンソウと一緒に




ミヤマクルマバナと一緒に






ミヤマクルマバナ（深山車花）
－シソ科－

こちらもシソ科のミヤマクルマバナ。

写真のようにしばしば群生します。



密集して咲くミヤマクルマバナ。



色の薄いものも混ざっています。



クルマバナの仲間では花が大きいので
よく目立ちます。






キリンソウ（黄輪草）－ベンケイソウ科－






自生する環境がイブキジャコウソウと似ていて、
一緒に咲いているのも見かけます。
海岸でもよく一緒に咲いています。



金北山山頂でひと休みしてあやめ池に
向かいました。

続きはまた明日！