写真だより 佐渡発&広島発
野草や風景を写真で綴るブログです
今日ははイワタバコを撮影した日に出逢ったほかの花をお届けします。
まずは、キツネノカミソリです。
7月27日に登場したキツネノカミソリですが、たくさんあったので再登場してもらうことにしました。
オオキツネノカミソリ(大狐の剃刀)-ユリ科-
27日はキツネノカミソリの名で紹介しましたが、花がキツネノカミソリよりも大振りで、雄しべが花被片(花びら)よりも外に突き出ていることから、どちらもキツネノカミソリの変種のオオキツネノカミソリだと思います。
この日、キツネノカミソリも見かけましたが、キツネノカミソリは日が当たる場所で、オオキツネノカミソリは日陰で多く見かけました。
薄暗い山の斜面にこんなふうに群生していました。

苔生した岩の間からも生えていました。

花が大きくて見栄えがします。

これは、撮影の帰りに別の場所で撮影したもので、大きな栗の木の根元に一株だけ咲いていました。
思わず口ずさんでしまいます。 ♪大きな栗の樹の下で あなたとわたし仲良く遊びましょ・・・♪

ヤブラン(藪蘭)-ユリ科-
ランの名まえが付いていますが、ユリ科です。
ユリと言えば長い茎に葉が付いているイメージですが、地面から直接出た細長い葉が春蘭に似ているのでランと名まえを付けたのでしょう。
よく見かけるランで、佐渡の堅香子庵の裏庭にも生えていました。

ジャノヒゲ(蛇の髭)-ユリ科-
別名:リュウノヒゲ(龍の髭)
蛇でも出てきそうな薄暗い林下にひっそりと咲いていました。
細長い葉を蛇や龍の髭に見立てた名まえですが、蛇には髭がありません。
命名者の遊び心かとも思いましたが、何か理由があるのかもしれません。
そう思い始めると調べないと気がすまなくなり、調べてみると・・・
もともと「ジョウノヒゲ」と呼ばれていたものが「ジャノヒゲ」になったようで、
「ジョウノヒゲ」は「尉の髭」と書き、「尉」は男性の老人の能面のことです。
なるほど、能面の「尉」には髭がありますね。
自然では落ち葉が積もった日陰の傾斜地や岩場に自生していますが
日向でも育つために、園芸用に品種改良され、植えられているのを目にすることもあります。
佐渡堅香子庵の庭にもあって、少々草刈り機を当ててもお構いなく生えていました。
深山の渓流沿いの木陰にひっそりと咲く姿からは想像できない逞しさです。
花を知らなくても美しいコバルト色の実を知っている人は多いでしょう。

ハグロソウ(葉黒草)-キツネノマゴ科-
科名のキツネノマゴとは面白い名です。
キツネノマゴは普通に見られる植物ですが、その割に知名度が低いのは花があまりにも小さくて認識されないからでしょう。
花穂に細かい毛があって、それを狐の尻尾に見立てたのですが、あまりにも小さいので狐の孫という名まえにしたのでしょう。
一方ハグロソウですが、花だけ見ればキツネノマゴに似ています。こちらは山の中の木陰に自生し、それほど多くないので見た人は少ないでしょう。
暗緑色の葉から「葉黒草」と名付けられました。こちらには毛はありません。

ソバナ(蕎麦菜)-キキョウ科-
色も形も風情も好きな花です。
どこでも見られる訳でなく、出逢いは偶然のことが多い。
佐渡に渡って、ドンデン山で見かけたときは久しぶりの再会に心弾んだものでした。
よく似たツリガネニンジンはドンデン山周辺にはたくさん自生するのに、ソバナは高原一体では一株も見かけることはありませんでした。

滞在5年目の夏、ドンデン山からの帰り道、車で下っていると車道脇にもツリガネニンジンがたくさんありました。高原でたくさん撮影していたので車を停めることなく下っていたのですが、ふと左脇をよぎった花に違和感を覚え、車を停めて確認するとツリガネニンジンではなくソバナだったのです。それからというもの、通るたびに注意深く見てみましたが、車道脇のその周辺に数株しかありません。そんな出逢いが私の野草撮影の原動力です。

最後は小さな小さなキノコ。
こんな出逢いに心も和みます。

まずは、キツネノカミソリです。
7月27日に登場したキツネノカミソリですが、たくさんあったので再登場してもらうことにしました。
オオキツネノカミソリ(大狐の剃刀)-ユリ科-
27日はキツネノカミソリの名で紹介しましたが、花がキツネノカミソリよりも大振りで、雄しべが花被片(花びら)よりも外に突き出ていることから、どちらもキツネノカミソリの変種のオオキツネノカミソリだと思います。
この日、キツネノカミソリも見かけましたが、キツネノカミソリは日が当たる場所で、オオキツネノカミソリは日陰で多く見かけました。
薄暗い山の斜面にこんなふうに群生していました。

苔生した岩の間からも生えていました。

花が大きくて見栄えがします。

これは、撮影の帰りに別の場所で撮影したもので、大きな栗の木の根元に一株だけ咲いていました。
思わず口ずさんでしまいます。 ♪大きな栗の樹の下で あなたとわたし仲良く遊びましょ・・・♪

ヤブラン(藪蘭)-ユリ科-
ランの名まえが付いていますが、ユリ科です。
ユリと言えば長い茎に葉が付いているイメージですが、地面から直接出た細長い葉が春蘭に似ているのでランと名まえを付けたのでしょう。
よく見かけるランで、佐渡の堅香子庵の裏庭にも生えていました。

ジャノヒゲ(蛇の髭)-ユリ科-
別名:リュウノヒゲ(龍の髭)
蛇でも出てきそうな薄暗い林下にひっそりと咲いていました。
細長い葉を蛇や龍の髭に見立てた名まえですが、蛇には髭がありません。
命名者の遊び心かとも思いましたが、何か理由があるのかもしれません。
そう思い始めると調べないと気がすまなくなり、調べてみると・・・
もともと「ジョウノヒゲ」と呼ばれていたものが「ジャノヒゲ」になったようで、
「ジョウノヒゲ」は「尉の髭」と書き、「尉」は男性の老人の能面のことです。
なるほど、能面の「尉」には髭がありますね。
自然では落ち葉が積もった日陰の傾斜地や岩場に自生していますが
日向でも育つために、園芸用に品種改良され、植えられているのを目にすることもあります。
佐渡堅香子庵の庭にもあって、少々草刈り機を当ててもお構いなく生えていました。
深山の渓流沿いの木陰にひっそりと咲く姿からは想像できない逞しさです。
花を知らなくても美しいコバルト色の実を知っている人は多いでしょう。

ハグロソウ(葉黒草)-キツネノマゴ科-
科名のキツネノマゴとは面白い名です。
キツネノマゴは普通に見られる植物ですが、その割に知名度が低いのは花があまりにも小さくて認識されないからでしょう。
花穂に細かい毛があって、それを狐の尻尾に見立てたのですが、あまりにも小さいので狐の孫という名まえにしたのでしょう。
一方ハグロソウですが、花だけ見ればキツネノマゴに似ています。こちらは山の中の木陰に自生し、それほど多くないので見た人は少ないでしょう。
暗緑色の葉から「葉黒草」と名付けられました。こちらには毛はありません。

ソバナ(蕎麦菜)-キキョウ科-
色も形も風情も好きな花です。
どこでも見られる訳でなく、出逢いは偶然のことが多い。
佐渡に渡って、ドンデン山で見かけたときは久しぶりの再会に心弾んだものでした。
よく似たツリガネニンジンはドンデン山周辺にはたくさん自生するのに、ソバナは高原一体では一株も見かけることはありませんでした。

滞在5年目の夏、ドンデン山からの帰り道、車で下っていると車道脇にもツリガネニンジンがたくさんありました。高原でたくさん撮影していたので車を停めることなく下っていたのですが、ふと左脇をよぎった花に違和感を覚え、車を停めて確認するとツリガネニンジンではなくソバナだったのです。それからというもの、通るたびに注意深く見てみましたが、車道脇のその周辺に数株しかありません。そんな出逢いが私の野草撮影の原動力です。

最後は小さな小さなキノコ。
こんな出逢いに心も和みます。

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