写真だより 佐渡発&広島発
野草や風景を写真で綴るブログです
竜王山へ向かう途中、一旦吾妻山の麓まで下って朝方呼び止められた花を撮影しました。
この花を撮影しないで通り過ぎることはできませんから。
ヒゴタイ(平江帯・肥後躰)-キク科-
分布が限られ、ほとんど絶滅に近い状態にあります。
私も純粋に自生と思われる個体には出逢ったことがありません。
写真のものも、墓地周辺に植栽され大切に育てられているものです。

存在感のある独特の風貌をしています。
あっ、トンボが停まってる!

トンボに寄ってもう一枚パチリ!

この独特の花は一度見たら忘れられません。
オミナエシも一緒に生えています。

オオバギボシやその左奥にはワレモコウも見えます。

かつて農家では牛が飼われ、周辺の草地は農家にとって牛の飼料となる草を確保するための大切な資源でした。
そのため定期的に刈り取られ、そこはオミナエシ、ワレモコウ、キキョウ、そしてヒゴタイなどいわゆる盆花(ぼんばな・ぼにばな)の生育地にもなっていました。
牛を飼わなくなり草刈りもされなくなった結果、草地は荒れてしまい、そうした草花も見られなくなってしまったわけです。
再び竜王山に向かって上っていくと、もう少しで山頂に近い駐車場に着くというところで、またもや「私たちも撮って!」と呼び止められました。
ツリフネソウ(吊船草) -ツリフネソウ科-
ツリフネソウと言えば秋の花のイメージがありますがもう咲き始めていました。
吊り下がったように咲く独特の花には秘密があります。

くるりと丸まった一番奥に蜜があります。
この蜜をどうやって昆虫はものにするのでしょう。

唇弁に垂れ下がった露が今にも落ちそうだったので、急いでカメラをセットし撮影しようとしたらそこにマルハナバチが飛び込んできました。
危うく水滴が落ちてしまいそうになりましたがどうにか撮影できました。
花の奥に黒く丸い腹と二本の後ろ足が見えます。めいっぱい身体を置くまで突っ込んでいます。
あの丸まった奥にある蜜にありつけるのは細長い口を持った昆虫だけです。ツリフネソウに選ばれたのは小型のマルハナバチです。
奥に体を突っ込むときに、開口部の上にある雄しべの花粉がマルハナバチの背中に付く仕組みです。

マルハナバチが盛んに蜜を吸うものだから、花が揺れて水滴は堕ちてしまいました。
水滴が付いていたということは、この花に今日最初に訪れたマルハナバチということになります。
さぞかし美味しい蜜を集められたことでしょう。蜜をあげたかわりに花粉をほかの花に届けて頂戴な。
道路脇にわだ露玉を付けた植物がありました。
ミヤマキケマンか何かケマンソウ属の植物の葉だと思われます。
ワレモコウと違ってこちらもいい感じですね。

この花を撮影しないで通り過ぎることはできませんから。
ヒゴタイ(平江帯・肥後躰)-キク科-
分布が限られ、ほとんど絶滅に近い状態にあります。
私も純粋に自生と思われる個体には出逢ったことがありません。
写真のものも、墓地周辺に植栽され大切に育てられているものです。

存在感のある独特の風貌をしています。
あっ、トンボが停まってる!

トンボに寄ってもう一枚パチリ!

この独特の花は一度見たら忘れられません。
オミナエシも一緒に生えています。

オオバギボシやその左奥にはワレモコウも見えます。

かつて農家では牛が飼われ、周辺の草地は農家にとって牛の飼料となる草を確保するための大切な資源でした。
そのため定期的に刈り取られ、そこはオミナエシ、ワレモコウ、キキョウ、そしてヒゴタイなどいわゆる盆花(ぼんばな・ぼにばな)の生育地にもなっていました。
牛を飼わなくなり草刈りもされなくなった結果、草地は荒れてしまい、そうした草花も見られなくなってしまったわけです。
再び竜王山に向かって上っていくと、もう少しで山頂に近い駐車場に着くというところで、またもや「私たちも撮って!」と呼び止められました。
ツリフネソウ(吊船草) -ツリフネソウ科-
ツリフネソウと言えば秋の花のイメージがありますがもう咲き始めていました。
吊り下がったように咲く独特の花には秘密があります。

くるりと丸まった一番奥に蜜があります。
この蜜をどうやって昆虫はものにするのでしょう。

唇弁に垂れ下がった露が今にも落ちそうだったので、急いでカメラをセットし撮影しようとしたらそこにマルハナバチが飛び込んできました。
危うく水滴が落ちてしまいそうになりましたがどうにか撮影できました。
花の奥に黒く丸い腹と二本の後ろ足が見えます。めいっぱい身体を置くまで突っ込んでいます。
あの丸まった奥にある蜜にありつけるのは細長い口を持った昆虫だけです。ツリフネソウに選ばれたのは小型のマルハナバチです。
奥に体を突っ込むときに、開口部の上にある雄しべの花粉がマルハナバチの背中に付く仕組みです。

マルハナバチが盛んに蜜を吸うものだから、花が揺れて水滴は堕ちてしまいました。
水滴が付いていたということは、この花に今日最初に訪れたマルハナバチということになります。
さぞかし美味しい蜜を集められたことでしょう。蜜をあげたかわりに花粉をほかの花に届けて頂戴な。
道路脇にわだ露玉を付けた植物がありました。
ミヤマキケマンか何かケマンソウ属の植物の葉だと思われます。
ワレモコウと違ってこちらもいい感じですね。

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