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 写真だより 佐渡発&広島発

 野草や風景を写真で綴るブログです

夏のラン  

ランと言えば、春から初夏にかけてというイメージがありますが、夏に咲くランも少なくありません。
ではどうしてあまり注目されないのかと考えてみると・・・
まず、藪に隠れて見つけにくいこと。それから、花が地味なものが多いことでしょうか。

ランの情報が入りました。
一つ目は、アケボノシュスラン。Sさんから「咲き始めていますよ、あと一週間後ぐらいが見頃(撮りごろ)ですよ」というもの。
もう一つは、佐渡の I さんから、「教えてもらった場所にナツエビネを見に行ったが、以前確認していた株が見当たらなかった。その代わり、帰りの道沿いで十数株咲いているのを見つけましたよ」と電話越しにもいかにもうれしそうな声。
以前確認した株はどうなったのでしょうか。そちらは心配です。
Sさんから再び情報が入ったのは23日昼過ぎのこと。「ミヤマウズラが丁度見ごろですよ」「道端だからすぐに無くなって(盗掘されて)しまうかもしれないからすぐに撮影に来た方がいいですよ」

盗掘の心配をしなければならないのは、いかにも悲しい。その植物が居心地のよい場所に自生しているものを、わざわざ環境の適していない自分の家の庭に持って帰るのだから、植物からしたらたまったものではありません。次の年くらいは頑張って花を咲かせるかもしれませんが、やがて姿を消してしまうのです。自生地から掘り取って育てる人は野草愛好家と呼ぶのに値するのでしょうか。


ミヤマウズラの情報を聞いて、すぐに支度をして出かけたのは言うまでもありません。
私の車とすれ違ったSさんがわざわざU ターンして戻ってきて場所を教えてくださったお蔭で、すぐに撮影に取り掛かることができました。電話をいただいてから一時間たっていない早業です。



ミヤマウズラ(深山鶉)-ラン科-

まず図鑑的に撮影しました。
葉の斑模様がウズラの卵の模様に似ているのでウズラの名前が付けられました。
深山が付いていますが、深い山でなくても見られますが、何しろ目立たないので、車で通りすがりに見つけることはほぼ不可能で、車から降りてゆっくり歩いて探さないと見つかりません。
ミヤマウズラ1



「撮ってね」と言わんばかりに2本並んでいました。
ミヤマウズラ2




「正面から見ると子豚の花のようでかわいい」とは『広島の山野草(秋編)』(南々社)の解説。
それを意識して正面からアップで撮影してみました。
ミヤマウズラ3







折角撮影に来たので辺りを散策してみました。


まず目に留まったのは・・・


ムラサキニガナ(紫苦菜)-キク科-

丈は1mほどありますが、花が小さくて見栄えはしません。しかもほとんど咲き終わっていて綿毛になっていました。
少しの風でもよく揺れて撮影は困難を極めます。しかも、下向きに咲くのでアングルにも苦労します。
苦労して撮影した中の一枚です。(30枚以上撮影してブレないでピントが合っていたのは4枚だけでした)
ムラサキニガナ






マツカゼソウ(松風草)-ミカン科-

ミカン科と言えば、言わずと知れた柑橘類をイメージします。日本に自生するミカン科の草本は本種だけだそうです。
別にコミカンソウ(小蜜柑草)という野草がありますが、ミカン科ではありません。
松風の名に秋風に揺れる風情を感じます。
マツカゼソウ2











ヒヨドリバナ(鵯花)-キク科-

名の由来はヒヨドリが鳴くころに開花するからということですが、ちょっと無理がある気がします。

花は舌状花はなく筒状花ばかりで目立ちません。
ヒヨドリバナ1



それでもアップで見れば面白い形状の花です。
ヒヨドリバナ2





ヒヨドリバナをアップで撮影しようとしたとき、触ってもいないのに私が体を動かすと花も動いてしまうのでどうしてかと思ってよく見ると、袖の所に引っかかっている植物があり、その揺れが伝わっていた訳です。


ヌスビトハギ(盗人萩)-マメ科-

いわゆるひっつき虫(くっつき虫)と呼ばれる植物のひとつ。形が盗人が残した足跡に似ているからとか。こんな足跡を残す盗人はまだまだ修行が足りません。かと言って修業を積んでもらっても困るのですが・・・
ヌスビトハギ1







アカソ(赤麻)-イラクサ科-

アカソ、コアカソ、クサコアカソなど形態も名前も似た植物があり見分けが難しい植物です。
本種は写真を見てもわかるように葉の先が3裂していることで見分けます。
逆光側から撮影して花を浮かび上がらせました。
アカソ1






最後は

ミズタマソウ(水玉草)-アカバナ科-
毛の生えたまるい実を水玉に喩えた名まえです。
雨上がりで、水滴が付いていたので名前にぴったりでした。
ミズタマソウ1
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コメント

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# | 
2020/08/26 15:15 | edit

Re: タイトルなし

> マツカゼソウのたたずまいの美しさ。
> 子豚ちゃんの可愛さにも拍手です。
> ムラサキニガナの姿が消えました。恥ずかしいのでしょうか。

申し訳ありません。ムラサキニガナの写真をアップしていませんでした。添付しましたので確認してください。

堅香子庵 #- | URL
2020/08/26 23:28 | edit

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