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 写真だより 佐渡発&広島発

 野草や風景を写真で綴るブログです

夏のラン 2続き  

森に入ると見られる植物は一変します。
環境に応じてそれぞれの植物が棲み分けているという訳です。
比較的大きな葉っぱの植物が目立つのは、たくさんの日光を取り入れて光合成をするためでしょう。





モミジガサ(紅葉笠)-キク科-

8月16日に続き再登場のモミジガサですが葉っぱの直径は20㎝ほどにもなります。
丈が高いので存在感はありますが、花は地味です。
地味という言葉にはマイナスイメージを持ち勝ちですが、決して悪いわけではありません。
この地味な花を含めて全体がモミジガサらしい佇まいなのです
モミジガサ1







オオカニコウモリ(大蟹蝙蝠)-キク科-

モミジガサと同じキク科カニコウモリ属の植物で、花だけ見るとほとんど見分けがつかないほどよく似ています。
葉の形がカニ(ガザミ)の甲羅やコウモリが羽を広げた形に似ていることから付いた名まえで、葉の違いを見れば一目瞭然です。

モミジガサと同様に茎の先に小さく白い花がかたまって咲きますが、積極的に撮影する人は少ないでしょう。
カニコウモリ4




ところが、蕾をアップでとらえるといい感じではありませんか。
カニコウモリ1




中には、蕾の先端が赤いものがあり、ちょっとしたアクセントになって素敵です。
カニコウモリ5





それをアップで撮るとなかなかいいじゃないですか。
カニコウモリ2





さらに近づいてよく見れば、雌しべの先が二つに裂けて円く反り返っています。
カニコウモリ6





絵になる所を見つけようと、花に近づいてじっくりと観察。
誰かが見れば、この人いったい何をしているのだろうと思うほどに注視します。
そして見つけたのがこちら。
カニコウモリ7




さらに、赤い蕾の中からこんな場面を見つけました。
相手のことをよく知って観察すれば、今まで気づかなかった、「はっとするような」可愛さ、美しさに気づくかもしれませんよ。
カニコウモリ8




カメラを横位置にして、くるりと反り返った右の雌しべの先にかっちりとピントを合わせ、風が止むのを待ってシャッターを切りました。朝早かったことで蕾に朝露が付いていて、瑞々しさも表現できました。
こうすれば、一見見栄えのしない(撮影対象になりそうもない)ものが一つの作品となるわけです。
カニコウモリ9

花に限らず、よい被写体はどんなところに潜んでいるかわかりません。
それを見つけ出すカメラアイを持つことが写真を撮るうえで重要だと思います。
カメラの性能が良くなり、機材が軽くなり誰でも容易に撮れるようになった今だからこそ、そうしたセンスというか感性が必要なわけです。
ところが、感性というのは一朝一夕に磨かれるものでないから困ったものです。
中には初めから凄い感性を持っている人もいて、羨ましく思うこともしばしばですが、自分の感性を信じて、何よりも楽しく撮り続けていきたいものです。


明日もこの続きです。
ランの登場はもう少しお預けです。
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