写真だより 佐渡発&広島発
野草や風景を写真で綴るブログです
アケボノシュスランを撮影しての帰り道はいつものように花を見つけては撮影をしながら帰りました。
今日はゲンノショウコと戯れる私を写真を通して感じてみてください。
たくさん咲いたゲンノショウコを見つけました。

これはあくまで記録的あるいは状況説明的な写真なので、
この写真だけで終わるのはあまりにももったいない。
ここからが愉しみなのですから。
どこを撮影しようか、あれこれ考える時間こそが愉しく意味のあることなのです。
私にとってこのひと時が、いろんなストレスの発散になっているわけです。
(好きなことばかりやっててストレスなんかあるのか!と突っ込まれそうですが・・・)
耳をすませば(よーく見れば)、向こうから「撮って!」と声をかけているのが聞こえて(見えて)きます。
折角の声を聴き逃している人が多いと思いますが、それはとても残念でもったいないことです。
実際、私は独り言を言いながら撮影することがありますが、
かっこよく言えば、それこそが独り言ではなく植物との会話なのです。

上の写真では、中央やや左の花が声をかけてくれたので主役にしています。
この写真を撮っていたら、その左隣の柱頭(雌しべ)が大きくなった花が「私を主役にして!」と言ったので
今度は縦位置にしてピントを柱頭の毛に合わせて撮影しました。
さっき主役だった花を程よくぼかして脇役に、さらに蕾もよい脇役になりました。

赤花と白花が一緒に生えているのが目に留まりました。
ブレーキを掛け、バックして確認するとやっぱりそうでした。
佐渡ではほぼ白花ばかり、こちらはほぼ赤花ばかり。両方一度に見られるなんてラッキーです。
こんな感じでしたよ、という写真をまず撮ります。

紅白並んでいました。しかも痛みのない花で写真映えします。
これはまさに、「私たちを撮って!」ですね。

次はとてもお気に入りの写真です。
こういう場面に遭遇すると、色々と条件を変えて何枚も撮影しておきます。
それはまるでモデル撮影のように。
この場面だけで50枚ほど撮影しました。フィルムで撮影していたころにこんな撮影の仕方をしていたらいくらお金があっても足りませんが、デジタルはお金がかからないので助かります。
でも、フィルム時代に一枚一枚撮影条件を慎重に考えて設定しながら撮影していた経験のおかげで写真技術や被写体を吟味する手法を身に付けることが出来たのだと思います。
白花と赤花が寄り添っていることがお気に入りの理由の一つですが、なんといっても背景がいいと思います。
円ボケのバランスと色合いに思わずため息が出ます。後ろの赤い花のボケも絶妙の位置にあります。

さらに車を走らせていると、今度は赤と青が目に入りました。赤はゲンノショウコ、青はツユクサです。
車は通常のスピードで走っていましたが、それでも気づくほどのかなりの声で呼び止められたわけです。
車を停めて近づいて見ると、とてもいい感じに赤と青が交じり合って咲いていました。
ところが、眼で見ると美しいのですが、いざ写真に撮ろうとするといい場面が見つかりません。
運転中は集団で呼び止められたわけですが、今度は一つひとつの花と会話しなくてはいけません。
「私を撮って!」とささやいたゲンノショウコ。

舞台や映画で演出家や監督は役者に演技の指示・指導ができますが、野生植物の撮影ではそこにあるがまま。
自然の配置・配役の中から最高の舞台になるような場面をこちらが見つけ出し、その魅力を引き出すのが野草撮影の醍醐味です。
主役は2輪の赤いゲンノショウコ。脇役はもちろん青い2輪のツユクサ。さらに、つゆ草の葉とゲンノショウコの実もよい脇役になっていて、どれ一つ欠けてもいけません。

さらに明日に続きます。
今日はゲンノショウコと戯れる私を写真を通して感じてみてください。
たくさん咲いたゲンノショウコを見つけました。

これはあくまで記録的あるいは状況説明的な写真なので、
この写真だけで終わるのはあまりにももったいない。
ここからが愉しみなのですから。
どこを撮影しようか、あれこれ考える時間こそが愉しく意味のあることなのです。
私にとってこのひと時が、いろんなストレスの発散になっているわけです。
(好きなことばかりやっててストレスなんかあるのか!と突っ込まれそうですが・・・)
耳をすませば(よーく見れば)、向こうから「撮って!」と声をかけているのが聞こえて(見えて)きます。
折角の声を聴き逃している人が多いと思いますが、それはとても残念でもったいないことです。
実際、私は独り言を言いながら撮影することがありますが、
かっこよく言えば、それこそが独り言ではなく植物との会話なのです。

上の写真では、中央やや左の花が声をかけてくれたので主役にしています。
この写真を撮っていたら、その左隣の柱頭(雌しべ)が大きくなった花が「私を主役にして!」と言ったので
今度は縦位置にしてピントを柱頭の毛に合わせて撮影しました。
さっき主役だった花を程よくぼかして脇役に、さらに蕾もよい脇役になりました。

赤花と白花が一緒に生えているのが目に留まりました。
ブレーキを掛け、バックして確認するとやっぱりそうでした。
佐渡ではほぼ白花ばかり、こちらはほぼ赤花ばかり。両方一度に見られるなんてラッキーです。
こんな感じでしたよ、という写真をまず撮ります。

紅白並んでいました。しかも痛みのない花で写真映えします。
これはまさに、「私たちを撮って!」ですね。

次はとてもお気に入りの写真です。
こういう場面に遭遇すると、色々と条件を変えて何枚も撮影しておきます。
それはまるでモデル撮影のように。
この場面だけで50枚ほど撮影しました。フィルムで撮影していたころにこんな撮影の仕方をしていたらいくらお金があっても足りませんが、デジタルはお金がかからないので助かります。
でも、フィルム時代に一枚一枚撮影条件を慎重に考えて設定しながら撮影していた経験のおかげで写真技術や被写体を吟味する手法を身に付けることが出来たのだと思います。
白花と赤花が寄り添っていることがお気に入りの理由の一つですが、なんといっても背景がいいと思います。
円ボケのバランスと色合いに思わずため息が出ます。後ろの赤い花のボケも絶妙の位置にあります。

さらに車を走らせていると、今度は赤と青が目に入りました。赤はゲンノショウコ、青はツユクサです。
車は通常のスピードで走っていましたが、それでも気づくほどのかなりの声で呼び止められたわけです。
車を停めて近づいて見ると、とてもいい感じに赤と青が交じり合って咲いていました。
ところが、眼で見ると美しいのですが、いざ写真に撮ろうとするといい場面が見つかりません。
運転中は集団で呼び止められたわけですが、今度は一つひとつの花と会話しなくてはいけません。
「私を撮って!」とささやいたゲンノショウコ。

舞台や映画で演出家や監督は役者に演技の指示・指導ができますが、野生植物の撮影ではそこにあるがまま。
自然の配置・配役の中から最高の舞台になるような場面をこちらが見つけ出し、その魅力を引き出すのが野草撮影の醍醐味です。
主役は2輪の赤いゲンノショウコ。脇役はもちろん青い2輪のツユクサ。さらに、つゆ草の葉とゲンノショウコの実もよい脇役になっていて、どれ一つ欠けてもいけません。

さらに明日に続きます。
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