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 写真だより 佐渡発&広島発

 野草や風景を写真で綴るブログです

彼岸花 7  

彼岸花の撮影は9月29日で終わりにするつもりでした。
ところが、10月2日、私はまた撮影に来てしまいました。
朝焼けと彼岸花が撮りたいと、意地になってしまったのです。

そして、またもや空振りでした。

空振りの写真をご覧ください。



良い感じの雲が出ていたんですが、この雲が焼けることはありませんでした。
でも、彼岸花の写真として私は大いに気に入っています。
ヒガンバナ1

朝焼けをバックにシルエットの彼岸花を撮ろうと意気込んできたわけですが、朝焼けは期待通りになりませんでした。
そこで撮影をやめてしまうか、その時の状況に合わせて撮影するモードにスイッチを切り替えるかが分かれ目です。
朝焼けが出ない=期待通りでない=空振り・・・ここまでは仕方ありません。
ここで、空振り三振バッターアウトでベンチに下がるのではなく、振り逃げでもいいから塁へ出る気持ちが大事なのです。
思い通りのシチュエーションにならなかったといって、早々に撮影をやめてしまうのはもったいない。

私はスイッチを切り替えて撮影を続行しました。





朝日が昇り、雲に光が当たり、少しだけ雲が色づきました。
この写真もそんなに悪くないですよね。
ヒガンバナ2





もの淋しげなこんな写真も嫌いではありません。
ヒガンバナ3






朝日を浴びて咲くヒガンバナ。
ヒガンバナ4





彼岸花と秋の空。
右下のまっすぐなラインは土手の上の道路で、行き交う車が多いのですが、車が途切れた瞬間を待って撮影しています。
逆に、派手な色の車が通れば敢えてそれを撮り込むのもいいかもしれません。
ヒガンバナ5




今年ほど彼岸花の撮影に通った年はありません。
9月29日と10月1日に撮影した場所は、芦田川の河川敷で、河原の灌木などを撤去する作業を行っている場所です。
重機で根こそぎ灌木を倒して整地した場所に彼岸花が咲いていたのです。
ですから、彼岸花が咲いていたところには重機のキャタピラの跡が残っていました。
人が移植して育てている(管理している)場所は撮影する人が多く、こんな場所で撮影する人は私以外いません。
花壇の花の撮影ならいざ知らず、やっぱり野草の写真は、意図的に人が管理した場所より、無意識に人の手が入った場所の方が絵になるような気がします。
重機で整地された場所は、他の野草が写らず野草ぽくないですが、ある意味、野性味はあるように思います。

彼岸花に長くお付き合いくださりありがとうございました。

明日からは、この数日彼岸花を追いかける間に撮影したほかの植物をお届けします。
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コメント

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# | 
2020/10/04 20:30 | edit

明子さん、いつもコメントありがとうございます。
写真そのものはどんなタイトルを付けようが変わりませんが、
タイトルで印象は随分変わります。
なんだか『地球外生物』に見えてくるから不思議です。
こんなタイトル、私は好きです。

堅香子庵 #- | URL
2020/10/04 21:26 | edit

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