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 写真だより 佐渡発&広島発

 野草や風景を写真で綴るブログです

12年ぶりの再会 1  

2008年以来、12年ぶりの再会のために、往復6時間かけて逢いに行く相手が、恋人ではなく野草だというのは、興味のない人には理解しがたい行動で、当の私も、どこからそのエネルギーが生まれてくるのか分かりません。

その花は日が昇ってしばらくしないと咲かないというのに、現地に着いたのがほぼ日の出と同時刻。
近場で別の花を撮影しながら、彼女が目を覚ますのを待つことに。


10kmほど離れた湿地にやってきました。
この池の周囲に湿原が点在していて、遊歩道が設けてあります。
新川溜池


カキツバタ(杜若)-アヤメ科-

『何れが菖蒲(アヤメ)か杜若(カキツバタ)』と言われるように、両者はよく似ていて、さらに花菖蒲(ハナショウブ)も加わり、見分けが難しい植物ですが、最も湿った場所を好むのがカキツバタです。
初夏から夏に咲く植物なのに、かなり残っていて驚きました。
カキツバタ1






ミゾソバ(溝蕎麦) -タデ科-

湿地のほとりにはミゾソバやアキノウナギツカミ、少し乾いたところにイヌタデとタデ科の植物たちが咲いていました。
ミゾソバ?







シラヒゲソウ(白髭草) -ユキノシタ科-

鯉が窪湿原では遊歩道から離れた場所にしかなく、望遠レンズで記録的に撮影しただけでしたが、この湿原のは遊歩道の近くにありました。

花はほぼ終わっていて、残っていたのはこの一輪だけ。
よくぞ残っていてくれました、ありがとう。
シラヒゲソウ1




花弁の縁の糸状の切れ込みが美しい!
シラヒゲソウ2






キセルアザミ(煙管薊) -キク科-

湿地を代表するアザミといえばこれですよね。
キセルアザミ1







タンナトリカブト(耽羅鳥兜) -キンポウゲ科-

特に湿地に生える植物ではないのでしょうが、ここでは湿地に生えていました。
タンナトリカブト1
300㎜望遠レンズでもこれくらいにしか写らないくらい離れていました。
すぐそばに立入禁止の看板が立ててありましたが、湿原の植物保護のため看板が無くても立ち入りは慎むべきです。
でも、看板があるということは、立ち入る人がいるということです。
(辺りにはイノシシが歩き回ったり掘り返したりした痕跡がたくさんありました。看板を理解できないイノシシなら仕方ありません。問題は2足歩行し、しかも看板の内容が理解できる哺乳動物です)



湿地を抜け、車に向かって歩いていると、遊歩道の脇にツリガネニンジンがたくさん咲いている場所がありました。
花はほとんど終わりで、枯れたものが目立つのでやり過ごそうかと思ってら「私たちも撮らないで行っちゃうの?」と呼び止められました。

ツリガネニンジン(釣鐘人参) -キキョウ科-

ピークはすでに過ぎていますが、まだまだ素晴らしいモデルです。
手前に大きくぼかした花を入れたのは、雰囲気を出すためと、枯れた花を目立たなくするための効果を狙っています。
ツリガネニンジン1






その中の一本に狙いを定め、一方的にモデルの専属契約をし、まず挨拶代わりの一枚。
枯れた花が無く、適度に蕾もついているので、モデルをお願いしたわけです。
ツリガネニンジン2




絞りを絞って
ツリガネニンジン3




カメラを少し動かして、バックのボケの位置を調整。
ツリガネニンジン4




カメラ位置を微調整し、絞りを開放にしました。
円ボケが大きくなりモデルが浮かび上がりますが、ボケの正体はわかりにくくなるので、ここは好みで分かれるところですね。
ツリガネニンジン5




少し絞ってみました。こちらの方がいいかもしれませんね。
ツリガネニンジン6





さらに近寄ってみました。
ツリガネニンジン7

人間のモデルさんなら、声掛けしながらポーズを付けてもらいますが、植物ではこちらがカメラ位置や設定を変えるしかありません。
撮影に集中するあまり、周囲を踏みつけたりしないよう注意しながら撮影することが大切です。
こうして全部で50カットほど撮影しました。


午前8時に撮影終了。目当ての花の目覚めには今少し早いので、近くの別の湿原に行ってみました。
続きはまた明日!
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