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 写真だより 佐渡発&広島発

 野草や風景を写真で綴るブログです

龍頭峡  

龍頭の滝に続く1kmほどの渓流を龍頭峡と言います。
渓流に沿って遊歩道が整備されています。
下の写真は遊歩道を歩き始めてすぐの所の渓流を写したもの。
日の出前の薄暗い時刻に写すとこんな色になります。
肉眼ではこのように青っぽくは見えません。
それは、人間は見たものを脳で処理して、雪は白いものと認識するために勝手に色の補正をしてしまうからです。
凍る渓流6




このブルーの色を写したくて早起きするわけです。
日中でもホワイトバランスを調整すれば、これに似た色を表現することは可能ですが、不自然な感じになってしまうことは否めません。
凍る渓流7




飛沫氷も、日の出前の時間帯であればこのように美しいブルーに発色し、氷の冷たさが一層強調されます。
飛沫氷




遊歩道から見下ろす場所に、二筋の流れが美しい場所があります。
ここは紅葉の時季にもよく撮影するところです。
凍る渓流8



これは、同じ場所を帰りに撮影したもの。(どちらも「太陽光」のモードで撮影しています)
行きも帰りも肉眼ではほとんど色の違いに気づきませんが写真に撮るとこれだけ違います。
渓流







まるで日本庭園を思わせる絶妙な岩の配置ですね。
2枚目の写真と同じ場所ですが、時間の経過でかなり見た目に近い色になりました。
凍る渓流9



PLフィルターで水面反射を抑えて水を黒くし、雪との対比を際立たせています。
この岩の配置を考えたのは、自然という名庭師。
凍る渓流3




遊歩道から見下ろすように撮影。
こちらも自然の名庭師の仕業です。
凍る渓流5





飛沫氷はあちこちで見られましたが、近づき難い場所が多くて撮影できる場所は限られます。
無理をして近づこうとすると危険なので自制心を持つことが大切です。
凍る渓流1





凍る渓流2




写真でもきれいですが、肉眼ではさらにきれいでした。
凍る渓流4





これより下は、興味のある人は読んでください。
カメラのホワイトバランスについて

カメラのホワイトバランス(WB)の「太陽光」は、晴れた日中の屋外で見た色が忠実に再現されるように設定されています。
人の目には、朝夕、天候、光源(白熱灯、蛍光灯、LEDなど)、日陰か日向かなどの条件の違いがあっても、白い紙を見せられたら白いと認識し、人の肌は肌色と認識します。脳の中でこれは白い紙だ、人の肌だと認識して自動的に色の補正をしているからです。
カメラにそれと似たような機能を持たせたのが、オートホワイトバランスです。常にこのモードで撮影している人もいるかもしれませんが、それは思わぬ失敗も招きます。
カメラには「太陽光」「曇り」「日陰」「白熱灯」「蛍光灯」などの設定ダイヤルがあるのは、それらの条件の違いによって色温度が違うために色の再現が変化するのを補うためです。(白熱灯は太陽光よりかなり赤味掛かっているので、赤味を抑えるために色温度を上げて赤味を補正する設定になっています。)
例えば日陰で人物を撮影する場合、太陽光の設定で撮影すれば少し青みが掛かって写るので、肌色が少し青ざめた印象になります。そこで、日陰モードに設定を替えて撮影すると日向で撮影したのに近い色再現になり、青ざめた印象が解消されます。
白熱灯の下で太陽光モードで人物を撮影すれば、肌の色はかなり赤味掛かってしまいます。そこで、白熱灯のモードに替えて撮影すると肌色が見た目に近い色で再現されます。
人物の場合はそれでよいかもしれませんが、敢えて翳りを表現したり、肌の赤みで暖かさを表現したりするのであれば、人物であっても太陽光モードで撮影する方が雰囲気が出るかもしれません。
風景の場合は、日陰を日陰モードで撮影すると、日陰なのに日向で撮ったような色再現になって、かえって不自然な感じになることも少なくありません。
写真の上達を目指すなら、WBを意識して撮影することが大切です。
もちろん、RAWデータで撮影しておけば後でいくらでもWBを変えることは可能です。
それはそれでよいとして、実際の撮影現場で色温度の違いを感じ取って撮影していたかどうかが重要です。
同じ風景でも、敢えて雲に日が陰るまで待って撮影したり、逆に太陽が雲から出るのを待って撮影したりするのは、光腺の違いだけでなく色温度の違いを感じて撮影しているからです。
今回の凍った渓流の場合、日中に撮った写真のWBを後で変えて青味を付けても、日の出前に撮影した青味掛かった写真にはならないということです。
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