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 写真だより 佐渡発&広島発

 野草や風景を写真で綴るブログです

写真はイメージ  

この写真は渓流の岩に雪が積もっている写真です。

私はこの写真を撮るときに、何かをイメージして撮影しています。

あなたもこの写真を見て、何かイメージしてみてください。

もし、何もイメージできなければ、この写真は単なる渓流の岩に積もった雪の写真でしかありません。

私が何をイメージしたか写真の下方に書いておきますので、すぐにスクロールしないで、まずあなたなりのイメージをしてみてください。

渓流








わたしのイメージはこうです。
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真冬の渓流で殺人事件が発覚。
バラバラにされた死体が、渓流に遺棄されていたのです。
その後降った雪で死体は隠されてしまいましたが、私が発見してしまった・・・と。

もちろんこれは事実ではなく、私のイメージの世界です。

ほとんどの場合、プラス思考のイメージをしますが、時にはこんなイメージで撮影することもある訳です。
何れにしても、何かをイメージして撮ることで無意味な自然の造形に意味を持たせることができます。

このイメージに合うように過不足なく画角を決定しています。
また、事件性の暗さを表現するために、PLフィルターで水面反射を除去して流れを暗く落としています。

言葉による比喩表現というのがありますが、これは画像による比喩表現と言ってもよいかもしれませんね。


では、私のイメージを念頭に入れて、もう一度同じ写真を見てください。
初めに見た時の印象と違って見えませんか?


渓流

このイメージをタイトルに反映させます。

この写真に『雪景色』『冬の渓流』なんてタイトルを付けては台無しです。

『バラバラ事件?』というタイトルにしたら、見た人がタイトルを見て、もう一度写真を見直すことでしょう。

写真展ではほとんどの人がまず写真を見て、その後にタイトルを見ます。
その後に、次の写真に目を移してしまうか、もう一度その写真を見返すか、そこでタイトルの良し悪しが分かれます。

私は、写真を「見て」、次にタイトルを「見て」、もう一度その写真を「観て」いただけるような写真を撮り、タイトルを付けることを意識しています。
私には「タイトル」だけで訴えかける自信も力量もないので、補足としていつも「タイトル」の下にキャプションを付けています。
理想的にはタイトルだけでこれができるといいのですが・・・

見ていただくだけでなく、観ていただくこと、観賞していただくこと、味わっていただくことで写真が味わい深いものになっていくと思うのです。

もしこの写真を写真展で展示するとしたらこんな具合になります。





渓流


バラバラ事件?

高梁川の支流、小田川上流でバラバラに切断された変死体が発見された。
発見したのは、たまたまここを通りかかったアマチュア写真家の N さん。
慌てて警察に連絡し、恐怖のあまりその場を立ち去ってしまったという。
もちろんこれはフェイクニュース。誰しもそんな現場に遭遇したくはない。





同郷の風景写真家 丹地 敏明先生のモットー 「感じて撮る!」 は、被写体に感動し、イメージして撮ることの大切さを端的に表している言葉だと思います。

「感じて撮る」ことのできる感性を研ぎ澄ませ、また撮影に臨みたいと思います。
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