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 写真だより 佐渡発&広島発

 野草や風景を写真で綴るブログです

鯉が窪湿原 後編  

鯉が窪湿原 後編

この日最も目立つ花はハンカイソウ(樊噲草)でした。
樊 噲(ハン・カイ)は紀元前の中国の武将の名
ハンカイソウ3


1mを超える丈があり、破れたような葉と大きな花、
その姿を、武将の姿に重ねたのでしょう。
でも、何故ハン・カイなのかはわかりません。
ハンカイソウ1



そもそも私は、ハン・カイという武将そのものをよく存じ上げておりませんのであしからず。
ハンカイソウ2



木道のすぐ脇にあった花を広角レンズでアップでとらえました。
(バックの花と重ならないように位置調整しています)
ハンカイソウ4



同じ花をマクロレンズで一部を拡大。
ハンカイソウ5




ハンカイソウに留まったベニシジミヒメシジミを花の隙間からそーっと近づいて撮影しました。
よく見ると複眼がとっても大きくて、つぶらな瞳(厳密には瞳ではありませんが)をしています。
生き物を撮影する際の鉄則、段階撮影をしています。
(段階撮影=いきなり近づいて撮るのではなく、撮影しては近づきまた撮影を繰り返す撮り方)
シジミチョウ

こちらもAさんよりヒメシジミと教えていただきました。
確かに、翅のおもては青みがかった色で、ベニシジミとは違っていました。
重ねてありがとうございます。




池の畔のクサレダマ(草連玉)
くれぐれも「腐れ玉」とお間違え無いように
クサレダマ1




カキラン(柿蘭)は湿地に咲く代表的なランです。
カキラン1



カキラン2




遊歩道が湿地を離れ林に入った場所ではシャクジョウソウ(錫杖草)が咲いていました。
気を付けていないと見逃してします。
ギンリョウソウに似ていますが、こちらはクリーム色です。
枯れ葉や木の枝は無闇に取り除かないのが野草撮影の鉄則。
シャクジョウソウ1



シャクジョウソウ2





管理棟まで戻ってきて、シモツケソウ、ハンカイソウ、ノハナショウブなどに見送られて
鯉が窪湿原を後にしました。
ノハナショウブ2
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