fc2ブログ

 写真だより 佐渡発&広島発

 野草や風景を写真で綴るブログです

鯉が窪湿原1 ノハナショウブとシモツケソウ  

一ヶ月ぶりの鯉が窪湿原

朝4時に目覚めると外は雨。台風4号の
接近を心配しましたが、携帯で天候を
チェックすると雨の心配はほとんど無く
風もないようだったので、撮影に出かけて
みることにしました。

予報通り、雨は小止みになり、鯉が窪湿原に
着いたときは、ほとんど上がっていました。

管理棟にはまだ受付の人はいらっしゃらず
集金箱に管理協力金200円を入れて入場

管理棟のすぐ裏が湿性植物園のように整備
されていて、ノハナショウブとシモツケソウが
花盛りでした。


ノハナショウブとシモツケソウ

IMG_6552.jpg


この写真を撮影しようと足元を見ると、
踏み込み跡があり、がっかり。

鯉が窪湿原に初めて訪れたのは30年ほど前、
管理棟は現在の場所ではなく、100mほど先の
池の畔にありました。現在もその建物は残って
います。今の管理棟裏の植物園のような場所は
水路や飛び石、遊歩道を整備して作ったもの。
踏み込む行為は、そのような努力をされている
方々の顔に泥を塗るような、まさに、土足で
踏み込む行為です。
そのようにして撮った写真は美しいと言える
のでしょうか?


IMG_6196.jpg




IMG_6184.jpg




IMG_1423.jpg




IMG_1700.jpg





IMG_6197.jpg



シモツケソウは花穂が下から咲き上がっていき
一番上が開く頃は、下の方は枯れ始めます。

また、まん丸い蕾が可愛いので、撮影には
これくらいの状態のものが一番いいですね。
IMG_6204.jpg

たくさん咲いているときは、すぐに撮影せず
よく観察します。
まず、花の状態のよいものを見極め
周りの状態を確認し、よい背景になるような
位置にカメラをセットします。

上の写真は、黒い背景になるように高さ調節を
して、後のシモツケソウがほどよい場所に
なるよう高さを微調整し、程よくボケるように
絞りを調整しています。
また、右上にクモがいるのでその位置も配慮
して最終的な構図を決定しています。

このように書くと、写真撮影は大変だと思われ
るでしょうが、野生植物は私にとって大切な
モデルさんです。植物に感情はないのかも
しれませんが、モデルさんが喜んでくれるような
写真が撮りたい、ただそれだけです。

勝手にテリトリーに踏み込んで、何の断りもなく
ぱっと写真を撮って、その場を去って行くような
そんな失礼な撮り方はしたくないのです。
スポンサーサイト



コメント
コメントの投稿
Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://9987dayori.blog.fc2.com/tb.php/2542-446bf2d8
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

▲Page top