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 写真だより 佐渡発&広島発

 野草や風景を写真で綴るブログです

小佐渡もすっかり秋 1  

撮影日…9月16日

小佐渡もすっかり秋 1 ツリフネソウ



小佐渡の山に出かけてみると、こちらもすっかり秋模様でした。


ツリフネソウ(釣船草)-ツリフネソウ科-

ちょっとおかしなツリフネソウを見つけました。
後ろ半分がすっかりなくなっているのです。
次の写真と比べると、違いは一目瞭然です。
辺りを見回すと、他にもいくつか同じようなものがありました。
ツリフネソウ1


こちらがツリフネソウの横顔です。
ツリフネソウ2


正面から見るとこんな感じです。
ツリフネソウ3


一枚目の写真のなぞは こういうわけです。

トラマルハナバチはずんぐりした体に、長い口吻を持ったハチ。
ツリフネソウの下に突き出た花弁がトラマルハナバチの着陸場です。
黄色い部分が誘導灯の役目をします。
着地すると体ごと花の中にもぐり込み、
細く長い口吻を伸ばしてくるりと丸まった距の先にある蜜を吸います。
トラマルハナバチが体を潜り込ませたとき、
上から伸びる雄しべの花粉がハチの背中に付くというのがツリフネソウの戦略です。
ツリフネソウの渦巻き状の距をもつ不思議な形の花にはそんなわけがあったのです。
こうして、首尾よくトラマルハナバチに花粉の運び役をさせ受粉するのです。

こんなわけでほかの昆虫は、ツリフネソウの蜜にありつくことができません。

ところが、昆虫界にもしたたかなやつがいて、
正攻法では蜜まで届かないので、ツリフネソウの花びらを外側から食い破って、
ちゃっかり蜜を手に入れる不届き者がいるのです。
それが1枚目の写真です。
これでは蜜だけ盗られて、受粉の手助けはしてもらえません。


余談ですが・・・
ツリフネソウ属を示す学名『Impatiens(インパティエンス)』はラテン語の『Inpatient』が語源。
和訳すると『我慢できない』と言う意味で、
種が熟すと、ちょっとした刺激で勢いよく弾け飛ぶことから付けられた名前です。
種が弾け飛べば、それだけ遠くまで生育範囲を広げることができるわけで、
これも、ツリフネソウの繁殖戦略です。

ホウセンカも同じ仲間で、
理科の時間にホウセンカを育てて種が弾け飛ぶのを楽しんだ思い出があるのでは・・・

それにしても、見れば見るほど不思議な形です。
ツリフネソウ4
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